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18歳選挙権への不安に社会学者「おじいちゃんおばあちゃんが考えて投票していると思いますか?」

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(イメージ画像)選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを見据え、大阪府の高校では22日投開票の府知事選の模擬投票が行われた。区選管から借りた本物の投票箱へ、生徒らは本番さながらに1票を投じた=2015年11月20日、大阪市旭区  | 時事通信社
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社会学者の古市憲寿氏が、1月16日放送のNHK「週刊 ニュース深読み」に出演し、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに不安を持つ若者に「日本のおじいちゃんおばあちゃんが、いろいろ考えて選挙に行っていると思いますか?」と語った。

この日、番組では10代の若者がスタジオに集まり、「政治を知らないのに投票権を持っても良いのか」などの疑問をぶつけた。番組に出演した18歳のタレント、石神澪さんは、「大人は、18歳になったから投票しろという。何も知らない私たちが投票していいのか?」などと述べた。

また、同じく18歳でタレントの水咲優美さんも、「私の周りには、政治が分かる子がいない。私も分からない。年齢を下げたところで何になるのか? 投票できる人の人数だけ増やしても意味が無いのではないか」と質問した。

これに対して古市氏は「そこは悩まなくていいと思っている。日本のおじいちゃんおばあちゃんが、いろいろ考えて選挙に行っていると思いますか?」などとアドバイス。さらに番組では、どうやって投票先を選んでいるのかを質問した街頭インタビューで、「年金や消費税」と答えた70代女性のコメントや、40代の男性の「安全保障」などの回答と共に、20代男性の「直感。清潔感などの見た目。政策にはこだわらいない」との回答や、60代男性の「好きなタレント。嫌いな人がいたらその候補の対立候補」などとするコメントを紹介した。

この番組について、ネットからは

・大人も真面目に考えろよ、というメッセージと受け取りました
・学校の授業で、国会中継を見せたらいいのでは
・学校で「選挙でどのような人を選ぶか」学ぶのは、教育の政治介入になるのではないか
・今日センター試験だから、肝心の若者はあまり見ていないのではないか

など、様々な意見があがっている。

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