その手があったか!ペダルに着目した「自転車用ウインカー」が素晴らしい
自転車による突然の進路変更で、怖い思いをした人は少なくないだろう。
道路交通法では、自転車においても右左折、進路変更の合図を示さなければならない。合図の方法は手信号、方向指示器又は灯火となっている。
普及していない手信号
手信号の場合、「方法や意味がわからない」「恥ずかしい」など理由から、普及しているとは言い難い。また、片手運転、夜間の見えにくさといった安全性の問題を伴う。
自転車用の方向指示器(ウインカー)については、ハンドルやサドル下に設置するものなど、多くの製品が販売されている。
光の残像を利用したウインカー
韓国・祥明大学校Lee Jinuさん他のデザインコンセプト“Bicycle Winker”は、ペダル部分をウインカーにするアイデアである。
Spark Awards / Bicycle Winker
ハンドルに設置された進行方向のボタンを押すだけで、対応するペダルのLEDライトが点滅。
光の残像を利用して、進行方向に矢印を点滅させると共に、発光面積を大きくすることで、周囲に合図を伝えやすくする工夫がなされている。
Spark Awards / Bicycle Winker
さらに、前面・側面にも発光するため、どの方向からも進路変更を認識できる点も素晴らしい。
Spark Awards / Bicycle Winker
また、ペダルにBluetooth信号を送る操作ボタンは、設置するハンドルの形状を選ばない。
Spark Awards / Bicycle Winker
ロードバイクから始めよう
Spark Awards 2015やRed Dot Design Award 2015を受賞した本アイデア。前傾姿勢で高速走行するロードバイクには、特に適したウインカーと言える。
法律を守り、安全運転を行うために、まずはロードバイクでの実施を考えてはどうか。
見た目のスマートさ・格好良さから、多くの自転車で導入されるかもしれない。
Spark Awards / Bicycle Winker
11326