コスト革命が巻き起こった「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2015」結果発表
2016.01.16|ブログ運営その他
昨夜に開催された「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2015」の結果発表に行きました。
仕事を終えて、急いで自転車&電車で開催地である日比谷コンベンションホールに向かったのですが、霞ヶ関駅のB2出口がどこかわからず5~10分と時間がかかっているうちにイベントが始まってしまいました。
満席となった会場をみて呆然としていましたが、なぜか会場を見渡せるベストポジションが奇跡的に空いていたので『ラッキー!俺のための特等席じゃん!』と急いで座りました。
よくよく見たら、隣に虫とり小僧さんが鎮座していました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2015の結果
1位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
2位 | 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド |
3位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 【VT】 |
4位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド |
5位 | ひふみ投信 |
6位 | eMAXISバランス(8資産均等型) |
7位 | 結い2101 |
8位 | 世界経済インデックスファンド |
9位 | ひふみプラス |
10位 | iシェアーズMSCI 日本株最小分散ETF【1477】 |
【参考】投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015に投票しました
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドに4票
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に1票入れました
直販系投信は安定の支持を獲得
ランキングを下位(10位)から発表していくのですが、4位までシンプルな主要インデックスファンドやETFが1本も登場してこなかったのが印象に残っています。
直販系のアクティブファンドも安定してランキングトップ10入りしているのも素晴らしい!
ひふみ投信の藤野さんが壇上で『インデックスは嫌いではないがTOPIXは嫌い(笑)。TOPIXの上位100社はクソ。何を持つかではなく何を持たないか』という話がありました。
自分は藤野さんのコメントを聞いて「こんなファンドマネージャーが1人でも2人でも増えていけば国内株式市場は大丈夫だな」と安心してしまいました。
10位にランクインした日本株最小分散ETFもそうですが、多様性(アクティブファンド、スマートベータ、ヘッジファンド)のある投資家の取引が重要なのでしょう。
他にも直販系投信は4位のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、7位の結い2101がランクインしています。
年々トップ10に占める直販系投信の存在感が大きくなっているのを感じます。
大手運用会社のアクティブファンドもそろそろ本気出して、販売会社ではなく個人投資家に向けた長期投資向けのアクティブファンドを出せばいいのにね。
今回はコスト革命がキーワードとなったFOY史に残る名勝負でした
2015年はなんといっても秋頃から勃発したコスト革命です!
台風の目となった「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」そして登場前までは最安の低コストだった昨年の覇者「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の動向こそが2015年最大の目玉でした。
結果は2位に三井住友・DC全海外株式インデックスファンド、そして<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが2連覇を達成しました!
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは信託報酬の引き下げの噂が投信ブロガー界隈で駆け巡り、期限ギリギリまで投票粘っていた人達の多大な票を獲得をごっそり持って行きました。
【参考】「超低コストはニッセイ」を死守!ニッセイインデックスシリーズの信託報酬引き下げへ
【参考】ニッセイインデックスシリーズ 3ファンドの信託報酬を大幅引き下げキタ━(゚∀゚)━!!
終わってみれば2位の票数にトリプルスコアの圧勝でしたが、その内容はギリギリの攻防戦だったのではないかと投票者側の自分は感じています。
2位の三井住友・DC全海外株式インデックスファンドに票を入れた人も、ニッセイの信託報酬引き下げの噂はあるけれど、何にせよコスト革命を起こしたファンドは紛れもなく三井住友・DC全海外株式インデックスファンドなのだから全力で支持する!という熱い想いがあったのではないかと想像しています。
3位のVTも海外ETFとして唯一のランキング入り!
多くのホルダーを抱えているので上位安定しています。
バンガードの金野さんの受賞コメント
『米国にはバンガード・エフェクト(バンガード効果)という言葉があります。バンガードが海外に進出すると、競争相手である他社の保有コストの引き下げがあります。英国でありましたし、オーストラリアでも起こりました。それがついに日本でも起こったと感じています。』
※録音の文字起こしではなく記憶を頼りに書いています
今後の返り咲きも十分に感じさせる存在感です。
右肩上がりの投票者数 今後も良いファンドを発信していきましょう
前回は119名のブロガーが投票していたのですが、今回はまた増えて159名ものブロガーが投票していたと壇上でコメントがありました。
毎年、過去最多の投票者数を更新していますが、景気後退期でも投票者数が落ち込まないように1人の投票者としてブログの更新を継続していきたいと思います。
毎年、興味深いランキング結果となる「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」ですが、2015年は特に思い入れのある発表結果となりました♪
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