【ドーハ聯合ニュース】サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア選手権(カタール)の初戦で日本に敗れた北朝鮮代表が敗戦から一夜明けた14日(現地時間)もハードな練習を行った。
40年ぶりの五輪出場を狙う北朝鮮は13日の日本戦で前半5分にコーナーキックからの先制ゴールを許し、0―1で敗れた。
14日、練習のためグラウンドに現れた北朝鮮選手団は、韓国の記者らに気付くと硬い表情を見せた。疲労のためか顔がむくみ、下を向いたままの選手もいた。
最初の15分間だけ公開された練習は、緊張感あふれる雰囲気の中で行われた。
選手とコーチ陣は軍人のような姿勢でユン・ジョンス監督の話に耳を傾けた。
練習は実戦を思わせる速いパス交換から始まった。少しでもパスが遅れると、コーチ陣から「ボールを止めるな」「もっと速く」と声がかかった。
数時間前に同じ場所で韓国代表がコンディションを整えるために、ストレッチやジョギング中心のメニューを行ったのとは対照的だ。
北朝鮮は現地時間の16日にサウジアラビア、19日にタイとの試合に臨む。
大会は16カ国が4組に分かれ1次リーグを戦い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。上位3カ国が五輪出場権を獲得する。