6カ国協議の韓中代表が会談 北朝鮮核実験への対応協議

【北京聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める黄浚局(ファン・ジュングク)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は14日、北京で中国首席代表の武大偉朝鮮半島問題特別代表と会談し、北朝鮮の4回目核実験への対応策を話し合った。両氏は8日に電話会談をしており、核実験が行われて以降、直接会談するのは初めて。

 今回の会談は国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の程度について、韓米日と中国の間に温度差がある中、妥協点を模索することに焦点が合わせられた。黄氏は前日行われた韓米日の6カ国協議首席代表による協議の結果を踏まえ、状況の深刻さや国際社会の強力な対応の必要性を強調。中国側の建設的な役割を強く要請したという。核問題に対する北朝鮮の態度を変えるためにはこれまでと異なる圧迫が必要で、国連安保理が強力な制裁決議案を出すために中国の積極的な協力が必要という点を強調したものとみられる。

 黄氏は同日、北京空港で記者団に対し、「われわれは中国がこのような時に非常に重要な役割をするべき」との見解を示した。

 武氏は安保理の対北朝鮮措置が妥当な対応になるべきとして、過度な制裁には難色を示し、6カ国協議再開の重要性を強調したもようだ。

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