少し前の話なのですが、3人の男の子のシングルマザーであるクライアントさんがいたんです。(Cさんとします)
もう15年近く前に離婚をしていて、養育費をもらわずに女手一つでバリバリに働き、お子さんを育ててきたCさん。いよいよ上の子と下の子が大学進学間近となり、今までの何倍ものお金が必要になってフルコミッションの仕事を始め、もっと稼げるようになるにはどうしたらいいか?というご相談でした。
Cさんはもう、仕事への取り組み振りは男性顔負けで、その原動力はもちろん、自分がお子さん3人を育てていかないといけない、誰も頼りに出来ないという気概でした。
追い立てられた状況がCさんのチカラを引き出し、思い切り仕事に向かう情熱を奮い立たせていたというわけですね。
・誰も頼れない、一人でがんばるしかないという想いが変わった時に起きたこと。
ちょっと端折りますが、そんなCさんには本人が全く関連付けていないところに成績が伸びない理由があったため、あることを毎日コツコツ続けていただいていました。
そうしたら、Cさんの心に、
「誰も頼れない、自分は一人でがんばるしかない」と思っていたのが「自分はこんなところでも助けられてる」「こんなことも与えられてた」って、今すでに一人でないし与えられてるものがたくさんあると気付いたという変化が起きたのです。
一人でがんばらないといけないって思い込んできたけど、実はそうじゃなかったのかもしれない、っていう。
そうしたら何が起きたかというと、仕事の仕方を変えていないのに、あれよあれよと新規のお客さんとの縁が予想もしていないところからやってきて、あちらから「契約したい」と言われることが続き、結局はその月、支社ナンバー1をすんなり達成してしまったのです。
・すでに満たされていることに気づいた後、現実の豊かさや幸せが舞い込むけれど、その間に起きる注意事項がある
Cさんの場合はとてもスムーズで、「無いからがんばらないといけない」と思っていたココロが、「すでに有った=すでに満たされてるし、すでに幸せ」ということに気付いた時に、すぐに現実がそのように変わってくれたんです。(それはCさんの日頃の人となりと、努力の賜物だと思います)
でも、多くの場合そこにタイムラグがあって、その間に、自分のココロに起きる変化に戸惑って、変わるチャンスを逃す場合があります。
というのも、先ほどのCさんもそうですが、ものすごく自分を追い込んでまでがんばる系の方(※特に女性)の中には、「自分ががんばらないとダメとしか思えない環境にいる緊張感や切迫感」を原動力として、自分にムチ打って進んでいる場合が多いです。(無自覚を通り越してそれが生きがいだったり楽しいとさえ思ってる場合もあり)
無いからがんばるという、いわゆるハングリー精神みたいなやつも同じです。
なのでその「自分が頑張らないとダメ」と思い込んでいたココロが
「自分一人でがんばってきたと思ってたけど、そうじゃなかったんだ」
「無いばっかり数えて埋めるためにがんばってきたけど、最初から満たされてたんだ」
という事実に気付くと、同時にその原動力や自分の生きる糧になってたハングリー精神も消えるわけなんです。
するとどうなるかというと、原動力=ガソリン がいきなり無くなるので、一気にやる気がどうにも起きなくなったり、ものすごい眠くなったりするんです。これは「無い」の想いが強かった人であればあるほど、反動でものすごく強く(長く)出ます。
・そんなときこそ大きな脱皮のサイン。戻りたいのをグッとこらえる。
そうするとどうなるかというと、ものすごい焦るんです。
今までこんなにバリバリやれてたのにどうしたの??と、焦りと不安でいっぱいになるんです。
本当は、ガソリンの成分が、「ハングリー」「足りない」「今のままじゃダメ」っていう成分から「満たされてる」「有難い」だから「ウキウキ」「楽しく」で動ける成分に総入れ替えしてるときなので、辛抱強く時が過ぎるのを待っていれば必ず現実にご褒美がやってくるのです。
が、焦ってまた自分にムチ打ってがんばるスタイルに無理矢理でも戻そうとすると、本当の意味で生き方を変えたり次のステージに進むことができなくなってしまうんですね。
自分を大切に活動も一緒で、大切にしていって満たされている自分に気づいてくると、今までがんばらねばと思ってたことに腰が重くなってきます。このとき、変にまた「がんばらねば」と思ってそうしてしまうと、全てまた「がんばらないといけない自分」に戻ってしまうので、とても勿体無いんです。
このメカニズムを知っていると、焦りながらも「ちゃんと良い方向に進んでいる」という安心感が持てて少しラクかなと思います。
そしてこれは一度ではなくて、仕事・家族・パートナー・お金に対してなど、いたるところで大きくココロが変化するときは何度でも起きます。(前に書いたらせん階段の原理どおり、ちゃんと上昇していきます)
そんな中で、最初に、ココロの変化→やる気なくなる→現実にご褒美 の一連の流れを体感しておけば、ドキッとしながらも「また来た」って思えるようになるので、ぜひグッとこらえて自分を信じてみてください!
・わたし自身も新しい脱皮のとき。
なぜこのことを今日書こうと思ったのかと言うと、わたし自身もちょうど今、何度目かのそのタイミングに入っていると感じているからです。
伊豆に帰った時になぜか「わたし、旦那さんと出逢えただけで人生大成功してる。大満足だ」という想いと、「うん、だから何があっても大丈夫だ」というのが湧き上がってきて。言葉にしてみると自分でも意味よくわからないですけど^^;
でもそれがものすごく確信めいていて、結果、今はブログを始めて以来初と思えるくらい、全てにおいて何もやる気が起きない状態に突入しました。
きっと「ただのオンナ」と公言してても、どこかでまだ、年明けから仕事を手放したことで不安がいっぱいあったんだと思うんです。それが「抜けた〜」という感じで、わたしが何もしなくても、勝手に流れがくるから大丈夫だ〜と安心しきってしまい、エンジンが変わっているときなんだなと思います。
そうして2日経った今日、ちょっとハッピーが舞い込みました。
旦那さんのブログ記事がビックワードで1位になった!ってなったんです。
確か半年間、ずーっと2〜5位くらいを推移してて、その間に出版のお話や広告掲載のお話をいただいてたので、1位自体が結果なのではなくて、きっと今度はまた違う流れが生まれるし、違う景色を味わえるようになると思い、それはとても我が家にはハッピーなことなのです。
100%旦那さんの手柄なのですが、旦那さんがアクセル全開で命を世の中に役立ててもらえるよう(=旦那さんの好きなことに邁進してもらえるよう)というのがわたしのハッピーだったりもするので、「よしオッケー!!」と思わずガッツポーズでした(笑)
・まとめ
・「無い(足りない)からがんばらないといけない」の生き方から「満たされている」にココロが変わると現実にもちゃんと幸せや豊かさが舞い込んでくる
・ただしそこにタイムラグがあって、その間、マイナスを原動力としていた人であればあるほど、一時的にやる気が起きなくなったり眠気が強くなったりする(その原動力となっていたマイナスの想い自体が消えるため)
・そうすると焦ってまた無理にがんばろうとしてしまうが、それだと何も変わらない
・なのでじっと辛抱強く待っている。すると、現実にちゃんと変化が起きる
・これは何回か度々起きる可能性があるけれど、慣れてくると安心感が出てくるので大丈夫です!
以上、生き方を変えるのは最初は大変なことだけど、自分を生きようと思ってトライした人には絶対に、良いことがちゃんと待っていると、わたし自身に対しても信じています!そして自分にラッキーやハッピーをたくさん起こして、それを見た誰かの勇気の一しずくくらいにはなれますようにと改めて思いました^0^
それでは今日も長文をお読みいただき感謝を込めて!ステキな休日をお過ごしください♪