「ライトノベルのテンプレ化問題」の記事を見かけたから、自分なりに考えてみたよ
2016年1月15日 Category:Column Tag:ライトノベル, 業界
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最近話題になったはてな匿名ダイアリーの「テンプレラノベアニメを量産しているアニメ業界のやばさ」という書き込みがありました。
ここでの書き込みがあった様に、ライトノベル業界は結構な盛り上がっています。ライトノベルを過去に書いていた人たちはライト文芸や少しターゲットを大人向けに絞ったレーベルに新作を書き下ろすパターンが増え、小説家なろうに代表されるWeb小説が増加しています。
小説家になろうに限って言えば、登録者数推移が2007年4月の時点で1万人突破を皮切りに、2015年7月では60万2917人を突破しています。ライトノベルに関しても、有名なレーベルだけまとめて数えてみると月に100冊程発売しています。
ライトノベルはテンプレート作品が多すぎる?
ところが、ライトノベル原作アニメを見たユーザーからライトノベルはテンプレ作品が多すぎるという意見をよく聞きます。最近で言うと「最弱無敗の神装機竜」ですが、アニメを盛り上げると銘打ったサイトですら、「テンプレートのオンパレード」と言う始末。
でもライトノベルって中高生をメインターゲットにしているので、読者層が数年で入れ替わることを想定して作られているから、むしろテンプレート化された作品の方が、新規ユーザーからしたら参入しやすい。
テンプレート化は問題なのか。
中高生を対象にしている以上、大まかな構成や世界観はその時に合わせたトレンドのテンプレートが使われるので大きな問題ではないでしょうね。一番重要なのはキャラクターのバックボーンや心理描写ですよね。いくらテンプレートが蔓延しても、この部分があればオリジナリティが出てくるのだと私は思います。
しかし今回のように騒がれるのは、オリジナルの部分が出せず、ありふれたキャラクターのバックボーンや心理描写を描いてしまうことで、使用していた世界観や構成のテンプレートの部分が目立ってしまったからではないでしょうか。
まとめ
「テンプレートだ!」と騒いでるのは主にアニメ視聴者が多いらしいけど、本来ライトノベルはそういうように作られているから、合わないなら見ないが一番平和的だよね。
それでも見る頑固者は、もう好きだよねテンプレート作品。素直になろうぜ。
個人的にはライトノベルのテンプレート化って悪いとは思っていません。既存のユーザーからすると「またか」と思うような作品だとしても、新規ユーザーからしたら参入しやすいという面も持っているからです。
ただ増えすぎているとは思うから、そこらへんはバランスを見て出版してほしいとは思ったりします。
結局のところバランスですよね。バランス超大事!
現在のブームでは、今のような展開が好まれていますが、少ししたら変わるかもしれません。
今後もライトノベルを読みながら、次はどんなトレンドになるか追っかけていきたいと思います。