Tシャツの文字のお話
私のどうでも良いこだわりですが、Tシャツの文字って何が書いてあるか気になりませんか?
読んで意味を理解してからでないと、買わずにはいられません。
知らないうちに、とんでもないことを胸に宣言してたら焦りますよねぇ…これって自意識過剰?
西加奈子さんのエッセイ
そんなことを思った時、直木賞作家の西加奈子さんが書いたこんなエッセイを見つけた。
それは西さんが街で「LOOK ME CAREFULLY(私をよく見て)」と書いたTシャツの青年を見つけた時のはなし。
望むところだ。彼は、お洒落な眼鏡をかけ、短髪で、レコード屋の袋を持っていた。何をするのや、何をしてくれるのや、興奮しながらしばらく後をつけたが、彼は人にぶつからないように歩くだけで、別段、何もしなかった。
腹が立った。どうしてそのTシャツを買ったのか、その言葉が波及する周囲の期待値を、計算に入れておかなかったのか。
(まにまに/西加奈子)
私もチェゲバラのTシャツを着てる人を見たら、何やらドキドキするし「METALLICA」(ヘビーメタルなバンドの名前)とか書いてあると、「あれ、全然大人しそうなのに、いつ激しいシャウトとかするのかしらん?」なんて期待してしまう。
メタリカ/ロゴ/METALLICA/ロックTシャツ/メンズ/レディース (S)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
服は語る、着るものよりも雄弁に。
そんな気がしてならない。
私のポリシーは2つ
そんな私のポリシーは2つありまして、
・全く歌えないバンドのTシャツは着ない。
・Tシャツで周囲をザワつかせない。
これまで持っていたバンドTシャツ(主にライブ会場で買ったもの)は大多数を処分し、今あるのはシンディーローパーの歌のタイトルの入ったTシャツとニルバーナのTシャツ2枚。
服が語る前に、私が歌いだすかもしれない。
- 作者: 片岡義男
- 出版社/メーカー: 株式会社ボイジャー
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る