今週のお題「今の仕事を選んだ理由」
IT業界に就職して早27年。その間、プログラマー(PG)、システムエンジニア(SE)、プロジェクトマネジャー(PM)なんていう色んな肩書きを持って仕事をして来ました。
そもそもなぜ「IT業界」を目指したのか。
今の仕事を選んだ理由
「就職」に関してもまわりの友人たちが「(某有名企業)の就職説明会に行ってきた」とか「(某有名企業)の内定もらった」などと言っている時に何事にもいい加減なわたしは「う〜ん仕事なんにしよう」とぼーっと考えてました。
まず人見知りで臆病な自分には「営業職は向かないだろうなぁ」と思い「できるだけ人と関わらない仕事を」ということで「これは事務職しかない」と心に決め大学のゼミの教授に「事務職を探します」と宣言してみた。
教授は「事務職が悪いわけではないが、せっかく英文科なのだから『英語』を活かせる仕事にしたらどうか」とアドバイスして頂いたが、授業にもほとんど出ず、英語がしゃべれるわけでもないので全く未練がなかった。
(お父さん、お母さんごめんよ、高い大学の授業料払ってもらったのに・・・)
で、早速調査開始。
すると目に飛び込んできたのは「これからはコンピューターを使った仕事が給料も良く、人手が足りてないのでお勧め」みたいなのを見つけた。
「ほぉ、お勧めなのか、じゃそれでもいいのかな。コンピュータ相手なら人と話さなくてもいいし」と方針転換。
教授にも「プログラマーになります」って報告に行くと「一生の仕事なので熟考して・・・あぁもうそんな時間ないか。がんばって早く決めなさい」と有難い激励を頂いた。
文系なのに「コンピューター」
そこで問題なのはわたしが通っていたのは文系大学。しかもコンピュータなんて触ったこともない。
でも、心配ご無用。
どこぞのIT企業の就職説明会で「ある程度の経験で固まった理系よりも文系の方がプログラムを作ったりするのは向いているのでOK」みたいなことを言ってました。
しかも「設計書などの文章を書くのは文系の方がいい」なんて言葉も。
もうこれはIT業界行くしかあるまい。
適正試験落ちまくり
当時の就職活動は(今も?)
- 資料請求のはがき出す
- 就職説明会に行く
- 適正検査や学力試験を受ける
- 何回か面談
- 内定ゲット!!
みたいな流れだったような気がします。(もうとおーい昔なんで詳細忘れた。)
で、この「適正試験」って奴がやっかい。本当に向いて無かったのでしょう。落ちまくり。
3社受けて全部ダメ。
当時バブル絶頂期だったので1人内定5個も10個も貰って、学生囲い込みの為の就職祝い(高級時計やスーツなんぞ)を貰う時代。
そんな中で3連敗はなかなかない。
「拾う神」降臨
でも突然現れるのです、「拾う神」が。そうまさしく降臨。
とある企業の就職説明会に行くとそのまま、適正試験。
なんとその適正試験、2日前に3社目で受けたのと全く同じ。
「おお、これは『チャーンス!!』」と。(実際は適正試験は単純計算したり、なんか図形をごにょごにょしたりなんで受けた回数はあんまり関係ないですけどね。)
で、見事適正試験パス。しかも面接もパス。見事内定ゲット。
のんきなわたしはこの1社で就職活動停止。その会社に入社することに決めました。(実はここが間違いの始まり。)
人と話してばっかり
入社してみると確かに最初の数週間は「研修」という名の下、C言語の本を読みパソコンでペチペチ、コードを入力して動かすと言ったように質問以外はほとんど人と話することはありませんでした。
読んだ本はちょっとエッチで有名な
530000micro.hatenablog.com
でも紹介されてましたね。
しかし「研修」が終わりプロジェクトに投入されると状況は一変。
「仕様打合せ」、「進捗報告」、「成果物レビュー」・・・人と接触する工程の方が多い。
しかも「システムエンジニア(SE)」とかになるとお客様との打合せなんかも入ってくるし、営業支援でプレゼンなんかしたり・・・。
全然1人で黙々と仕事できない。(確かに飛び込み営業さんみたいに「電話しまくり」とかはないけど。)
今みたいにインターネットなんかないのでメールもない。
なんでも対面が基本でした。