朴大統領、核武装論に一定の理解示すも…

「理解はするが国際社会との約束破る」

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は13日、韓国政界の一部で言及されている、米軍の戦術核兵器の韓国への再配備や、韓国独自の核武装について「韓国も戦術核を持つべきではないかという主張については十分理解する」としながらも「これまでわが国が主張し続けてきたこと、国際社会との約束があるため、それ(核武装)は約束を破ることになる」と述べた。

 朴大統領は「『核のない世界は、韓半島(朝鮮半島)から始まるべきだ』という点をたびたび強調してきており、韓半島に核があってはならないと思う」として、上記のように述べた。

 その上で「韓国が韓米相互防衛条約に基づき、米国の『核の傘』の下で安全を保障されており、また2013年10月からは、韓米両国が(北朝鮮の核兵器使用に対する)抑止力戦略に基づき、共同で対応しているため、韓半島に必ずしも核がなければならないとは思わない」と主張した。朴大統領は今月10日、核兵器を搭載できる米軍の戦略爆撃機B52が韓半島上空に出撃したことについて「韓国防衛のための(米国政府の)決然たる意志の表れだ」とも述べた。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者
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