中国税関総署は13日、昨年の中国の貿易総額が前年比7%減の24兆5900億元だったと発表した。中国の貿易規模が減少したのは、世界的な金融危機当時の2009年以来6年ぶりとなる。
昨年の中国の輸出は14兆1000億元で、前年比1.8%減少し、輸入は10兆4500億元で13.2%減少した。輸入の落ち込みが大きかったため、貿易黒字は56.7%急増し、3兆6900億元の不況型黒字となった。
韓国との貿易総額は3.9%減の1兆1428億元で、韓国への輸出は2.2%増、韓国からの輸入は7.1%減だった。
税関総署の黄頌平報道官は「昨年世界経済は活力を失い、今後の見通しも明るくない。中国内外の景気下振れ圧力が高い状況なので、今年第1四半期も輸出入が回復を示す可能性は低い」との認識を示した。