サッカー:日本、リオへ白星スタート

リオ五輪アジア最終予選

 日本が北朝鮮を破り、リオに向かって一歩前進した。サッカーの日本代表チームは13日(韓国時間)、「アジア・サッカー連盟23歳以下(AFC U-23)選手権カタール2016」グループBのグループステージ第1戦で、北朝鮮に1-0で勝った。リオ五輪アジア最終予選を兼ねた同選手権には16チームが出場しており、3位以内に入ればリオ五輪本選に出場できる。日本と北朝鮮は、サウジアラビア・タイと同じB組に属している。各グループの1・2位チームがベスト8に進出する。

 この日の試合が行われたドーハのグランド・ハマド・スタジアムはものすごい熱気だった。カタールで働く北朝鮮の建設労働者1000人がスタジアムに駆け付け、「朝鮮!頑張れ!」などと叫び、組織的な応援を展開した。サッカーの北朝鮮代表は40年ぶりの五輪出場に挑む。北朝鮮は1976年のモントリオール大会でベスト8に入って以降、五輪本選と縁がない。 北朝鮮のユン・ジョンス監督は2014年の仁川アジア大会で韓国との決勝戦に敗れた際、審判の判定に激しく抗議してAFCより1年間の資格停止処分を受けたが、その懲戒処分期間が明け、再び北朝鮮を率いて今回の選手権で姿を見せた。

 五輪出場を願う北朝鮮の強い気持ちとは裏腹に、先制点は日本が決めた。試合開始5分でDF山中亮輔のコーナーキックをDF植田直通が右足でボレーシュートし、ゴールネットを揺らした。DF植田が攻撃に加わるのを完全に見逃していた北朝鮮DFのミスだった。北朝鮮は初ゴールを許して以降、フォーメーションを変更して攻撃を仕掛けたが、パスの精度が低く、ゴール前では組織的なプレーを見せることができなかった。結局、北朝鮮は戦況をひっくり返せず、1敗を喫した。

チャン・ミンソク記者
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