白鵬、初日2日前に異例の稽古「急にやりたくなった」

2016年1月8日15時20分  スポーツ報知

 大相撲初場所(10日初日・両国国技館)で3場所ぶり36度目の優勝を目指す横綱・白鵬が8日、通常なら休養日にしていた初日2日前に異例の稽古を行った。賜杯奪回への意欲の表れで「(2011年5月の)技量審査場所前以来かな。急にやりたくなった」と話した。

 東京都墨田区の宮城野部屋で幕下力士を相手に立ち合いからの動きを入念に確認。出稽古を検討したが休みの部屋が多かったという。「お相撲さんの正月は初場所後。(プロの)野球やサッカーは休憩しているから、今場所の注目度はより一層だろう。いい相撲を取っていきたい」と語った。

 今場所を外国出身者が制すれば、日本出身力士は10年間優勝なしとなる。常に壁となってきたモンゴル出身の白鵬は「言われてみたらそう思うけど、勝負の世界だから(説明は)難しいな」と複雑な笑み。一方で「優勝は本人の努力がなければできないし、日頃の考え方が結び付くものだ」と自身の意識の高さを強調した。

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