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 全国のえびす神社の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で10日、参拝一番乗りをめざす恒例の神事「福男選び」があり、約6千人が参加した。

 午前6時の開門と同時に、約230メートルの参道を駆け抜け、真っ先に本殿に到着した「一番福」は、兵庫県明石市の神戸大学付属中等教育学校4年生(高校1年)、水田道成さん(16)。400メートル走が専門の陸上部員で、2列目からのスタートながら、前の走者たちをすり抜けて先頭に出た。「まさか自分がここに立つとは思っていなかったので幸せ。家族や陸上部の仲間、顧問の先生ら、お世話になった人に福を分けてあげたい」と語った。

 二番福は愛知県岡崎市の会社員、丹羽孝之さん(28)、三番福は西宮市の会社員、松下彰太さん(25)だった。