今回は「クレジットカードがいきなり使えなくなった!」という時の原因&対処法をまとめてみました。
ひとことにカードが使えなくなるといっても、その理由は様々なので、自分はいったいどのケースに当てはまるかを是非、この記事でチェックしてみてくださいね(クレジットカードの仕組みが理解できていない方は下記記事を先にお読みください)。
クレジットカードが使えなくなる理由まとめ:
1.有効期限切れ:
クレジットカードがいきなり使えなくなった…という時に、一番ありがちなのがクレジットカードの有効期限切れ。クレジットカードには「2016年の10月まで使えますよ」といった期限が設定されているので、突然使えなくなった時にはその期限が切れてしまっている可能性があります。
有効期限切れかどうかの確認方法はカンタン。クレジットカード表面に数字が4つ、並んでいるところがあるのでそこを確認してみてください。表記方法の例については下記の通りです。
- 05/18:2018年5月まで使える
- 12/15:2015年12月まで使える
- 01/20:2020年の1月まで使える
仮に有効期限が切れてしまっている場合には、クレジットカードの登録住所宛に新しいカードが郵送されてきているはずなので、自宅の郵便物を確認すればOK。仮にもしカード会社に登録してある住所の変更を忘れて、旧住所のままになってしまっている場合には、カード会社に電話をして確認してもらえればと思います(詳しくはこちらの記事を参照)。
2.利用限度額オーバー:
利用限度額オーバーでもクレジットカードは使えなくなります。利用限度額とは、それぞれのクレジットカードに設定されている、「これ以上の金額では支払いに使えませんよ」という上限のこと。
年会費無料のクレジットカードだと10万円~30万円、ゴールドカード等だと50万円~300万円といった金額が設定されているので、『今月はよくカード払いをしたな…』という月にはこの金額に到達してしまうことに…*1。結果、いきなりカードがいきなり使えなくなるような事態になります。
ただ安心してほしいのは、クレジットカードの利用限度額は毎月、きちんとクレジットカード会社に対して支払いさえすれば枠が回復する仕組み(支払いをした分だけまたクレジットカードが利用可能になる)。下記例のように継続して支払いをすれば基本は到達しない上限となっていますので、その点は安心してもらえればと思います。
- 利用限度額30万円のカードを今月20万円使った(残り10万円)
- 翌月20万円の銀行口座引き落としがあった
- 利用可能な金額が30万円に回復
リボ払いをしている方は限度額オーバーになりやすい:
しかし、リボ払いを普段から利用している方の場合には別。リボ払いだと毎月の支払い金額が圧倒的に少なく設定されているので、カード会社に支払いをしていたとしてもすぐに利用限度額の上限に到達してしまうことも多いです。
リボ払いを使っているという方は、自分があといくらクレジットカード払いを利用できるか、きちんと毎月、利用明細書で確認するようにしてくださいね。
- 一括払いしか使わない方:利用限度額到達は少ない
- 分割払いやリボ払いを使う方:利用限度額オーバーは多い
3.高額商品の購入:
普段からあまり高額な商品をクレジットカードで買っていない…という方は、だいたい5万円~10万円以上の支払いでクレジットカードを使おうとすると使えないケースが出てきます。
これはクレジットカード会社が不正防止のために設定しているフロアリミット(上限)と呼ばれるもの。要するに悪意のある第三者があなたのクレジットカードを不正利用しないように設定されているものなので、高額利用時に使えなくなるのは仕方ないと思ってくだい。
カード会社から電話がかかってくる:
尚、対処法としては単純で、こういった高額支出をしようとしたタイミングでは必ずといっていいほどクレジットカード会社からあなたの携帯電話、もしくは店舗に対して確認の電話が入ります。その際にあなたがそれに気付き、きちんとカード会社の方の質問に答えられれば問題なく支払いで使えるので安心してください。
『お店の人は何も言ってこなかったけど?』という場合には、間違いなくあなたの携帯電話に対して着信があるので確認してもらえればと思います(もしその着信すらもなかったら、カード会社に登録しているあなたの電話番号が間違っている可能性があります)。
4.支払い遅延:
クレジットカード代金の口座振替日に、正しく支払いができていない場合には、支払い遅延を理由にクレジットカードの利用停止措置が行われる場合があります。
もしクレジットカードの支払いが出来ない状況だ…という方は、この利用停止は仕方ないところ。少しでも早くクレジットカード会社に電話をして、少なくとも金利分だけの支払いはするようにしてみてください。
正しく引き落とされているかの確認を:
反面、クレジットカードの引き落としができているはずなのに…という方は、念のため銀行口座の確認を。単純に残高不足によって口座振替ができていないだけならいいのですが、最悪のケースでは第三者による不正な利用によって利用停止になる可能性も考えられます(不正利用により請求金額が多くなって引き落としできなかったということ)。
また、支払い遅延を起こしてしまった場合にはカード会社からの電話の着信が入っていることが多いので、自分の携帯電話を確認して着歴がないかを確認してみてくださいね。
5.盗難届が出ている:
滅多にないことではありますが、あなた自身、もしくは第三者がクレジットカード紛失の盗難届を出した結果、カードの利用が停止されるケースも考えられます。
最近、クレジットカードをなくしたことがあるという方、もしくは家族が紛失届けを出す可能性がある方は、このあたりも疑ってみてください。あまりクレジットカードを使わないという方の場合には、数カ月前に停止させたこと自体を忘れていることもありますよ。
6.磁気ストライプの異常:
クレジットカードそのものの故障も考えられます。その多くが磁気ストライプの異常によるもの。磁気ストライプとはクレジットカード裏面の一番上にある、茶色や銀色の帯のことです(クレジットカード決済をする際にカード情報を読み取る場所)。
ただ最近だとあんまりこの手の異常は聞きませんね。クレジットカードが進化したのか、それともカード決済機が進化したのかといった技術的なところは勉強不足につきわかりませんが、あんまりこれは疑わなくて良いのかもしれません。
ICチップ決済が出来る場所で貯めそう:
ちなみに本当に磁気ストライプの異常によってクレジットカードが使えなくなっていた場合には、家電量販店や洋服チェーンなどのICチップ決済が出来る場所でカード払いを使ってみてください。その際に問題なくカード払いが出来るようであれば、磁気ストライプの異常が問題となります(カード会社に電話をして交換してもらってください)。
- コンビニやデパートでは使えないが、家電量販店やユニクロなどでは使える:磁気ストライプ異常の可能性
7.店側の端末故障:
クレジットカードそのものには異常はなくても、店側に設置されたクレジットカード決済端末が故障しているケースもあります。
この場合はそのお店では残念ながらカード払いができませんが、他のお店で試してみると私たち消費者側の問題なのか、それともお店側の問題なのかがわかります。たまたまそのお店でのみ使えなかったら、店舗側の端末故障を疑いましょう。
尚、「どうしてもそのお店でクレジットカード払いがしたいんだ!」という場合は、お店の方に頼んでクレジットカードの電話決済を依頼してみてください。多くの場合、店の奥には端末故障してしまった場合のための決済セットが用意されているので、それを使えば問題なくクレジットカード払い出来るケースもあります。
それでも使えなくなった理由がわからなかったら:
ここまでクレジットカードが使えなくなるケースを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?もしこれを読んでも自分が保有しているクレジットカードが使えなくなった理由がわからない…という方は、素直にカード会社に電話をするのが一番です。
そうすればカード会社側で支払い履歴や利用限度額到達までの残り金額、盗難届が出ていないかどうかなどを調べてもらうことが出来るので、すっきりとその理由を解決できると思いますよ。
以上、クレジットカードがいきなり使えなくなった!という時の原因と、その対処法まとめ。カード使用不可で困ったらこの記事を開こう…という話題でした。
参考リンク:
利用限度額をもう少し増やしたい、そろそろもう1枚カードを作ってみようかな…という方は、下記記事も併せてご覧ください。
*1:クレジットカードごとに利用限度額は異なります。Aさんが保有している楽天カードの利用限度額は100万円ありますが、Bさんが保有している楽天カードの利用限度額は20万円しかない…なんてことも多いです。