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震災当時 中学3年生 成人式で復興への決意
1月10日 12時06分

震災当時 中学3年生 成人式で復興への決意
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11日の成人の日を前に、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市で成人式が行われ、震災発生当時、中学3年生だった196人の新成人が復興への決意を新たにしました。
成人式は、今も校庭に仮設住宅が残る陸前高田市の第一中学校の体育館で行われ、196人の新成人が参加しました。
はじめに参加者全員で、震災の犠牲者を悼んで黙とうをささげました。
このあと、戸羽太市長が「皆さんはあの困難を力を合わせて乗り越えてくれました。その底力、生きる力でこれからの陸前高田市と自分の未来を作ってほしい」と期待を述べました。
これに対し、新成人を代表して漁協に勤める吉田拓海さんが「この5年で街が見える形で変わり、復興への歩みが感じられます。よりよい陸前高田市を受け継ぐことが私たちの使命です。街を支えていける人間になっていきたい」と誓いのことばを述べました。
ことしの新成人は、震災の発生当時中学3年生で、進学や就職などでふるさとを離れた同級生も多く、新成人たちは久しぶりの再会を喜んでいました。
震災で両親を亡くした大学生の男性は「多くの人の支えで成人を迎えることができました。両親には立派に成人を迎えられたと伝えたい。大学の勉強を生かして、将来は、陸前高田市のために頑張りたい」と話していました。

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