2015/10/19
Avexの記事を受けて
私は現在まだJASRACとの訴訟が続いており、
私のブログを毎回JASRAC社員総出(かどうか知らんが)でチェックして、
その言葉尻などを使ってあの手この手で攻撃して来るやり方にいい加減心折れて
「ブログなんかやめちまえ!!」
と思ったことも何度かあったけれども、
まあそれは自分にとって「負け」なので、今回のことに関してもやはり何かコメントをと思い、ペンを取らせて頂きました(パソコンで打っててもこう言うのだろうか・・・)。
これがこのその記事です。
私の方の裁判は「著作権料払え!!」と言って訴えられてるわけで、
ちょっと見「全然関係ないやん!!」と思うかも知れませんがそうではないのです。
そもそもイーライセンスがJASRACと最高裁まで争ったのも、
「全ての放送局で包括契約なんかで契約されてたら、うちの曲かけた時に
"著作権料ちょーだいね〜"
なんか言ったら
"じゃあお前んとこの曲かけないよ〜だってJASRACはかけ放題なんだも〜ん!!"
なんて言われちゃうでしょ」
ということである。
(実際そうなったから訴訟になっている)
昔から放送局では「サンプリング週」なるものがあって、
包括契約で支払った著作権料はその週でかかった楽曲の統計によって支払われて来た。
(ライブハウスの包括契約で集められた著作権料はどこにあるのか絶対に公表しない「モニター店」による絶対に公表しない「サンプリング結果」によって分配されるのと同じ)
Runnerとかヒット曲を持ってる人はええけど、
そのレーティング週に放送されてなければ他の日に流れた曲に対して印税が支払われることはない。
まあ放送局が放送楽曲を全曲手書きで書いてた時代には「ほな曲別分配しまひょ」となっても無理だっただろうが、今のようにデジタルになったらそのシステムを構築するのは非常に簡単・・・
というわけで時代は変わり、司法判決を受けてついに「ほな曲別分配にしまひょ」ということになったのだ!!
さてこの流れをライブハウスに置き換えて考えてみたらどうだろう・・・
ライブハウスでは驚くべきことに今だに手書きで入力させられている。
作詞者作曲者名をJASRACの作品データベースで検索しても、
それを直接出力することは出来ず、わざわざそれを手書きで写すことを余儀なくされている。
「いやJASRACは既にこんなシステムを作ってるよ、知らないの?」
などという反論はやめて頂きたい。
私が知らないわけがない、
これは私としては「ファンキー末吉支援者の会」が構築したこのシステムに対抗すべく、いわゆる私への「訴訟対策」として急遽「包括契約を結んでいる人にだけ」に解放したシステムだと私自身はそう考えている。
(そうすることによって包括契約の鉄板は崩れないからね)
チュートリアルによると「ファンキ支援者の会」のこのシステムの最大の弱点は「JASRAC検索」からデータを直接引っ張ってこれないところ」だという。
つまりJASRACがそのブロックを解いて、他のデータベースに出力を許可するか、
もしくは早い話がJASRACのこのシステム自体を「包括契約してる人にだけ」ではなく広く一般に開放すればもう今やこの世界も「デジタル」の時代となる。
何故それをしない?・・・
「それをされたら困る理由があるのでは?」と考えるのは邪推か?・・・
考えてもみて頂きたい。
もしこのシステムがイーライセンス等別の全ての著作権管理団体の楽曲に対応してシームレスにそれが出力できるとしたらどうだろう・・・
演奏者は自分の演奏した楽曲がどこの管理楽曲であるかなど全く関係なく、
曲順表を入力するがごとく普通にこれを入力すればそれでいい。
店が払うのか演奏者が払うのか、とにかく支払うべき著作権料、それぞれの著作権団体にいくらと納められて、それが確実に著作権者に「曲別に」分配されるようになる。
私は今回のこの訴訟の中で常に疑問だったことは
「JASRACはどうしてこうも包括契約にこだわるのだろう」
ということだった。
そして何故「演奏権を除く全ての音楽著作権の権利を」なのだろうかと疑問を持った人、
「演奏権もJASRACから引き揚げればいいじゃん」などと思った途端にこの二つは繋がらないか?
この権利だけがまだ包括契約によってJASRACの独占状態にあること・・・
つまり放送業界と全く同じ!!
JASRACがライブハウスと包括契約している限り、
「じゃあうちの曲演奏したら個別に著作権料ちょーだいね」
などと言おうものなら放送局と全く同じ結果、
もしくは「じゃあうちも包括契約で」などと言おうものなら、
「ほなうちも」「ほなうちも」と全ての著作権管理団体が月々いくらの包括契約料を請求して来てライブハウスは潰れてしまう。
ちなみに
「ライブハウスは包括契約だけじゃなく曲別分配の契約も締結出来ますよ」
と書き込みした人がいたが、それは大きな間違いである。
JASRACは調停の時から「包括契約以外認めない!!」と強く主張している。
「曲別分配のシステムはない!!」とか「末吉はありもしない契約方式での契約を主張している」とも・・・
こちらの第一ラウンドの結論は今年いっぱいには出るだろう。
(まあ勝っても負けても第3ラウンドまで行くらしいが・・・)
JASRACはあれほど頑なに譲らなかった「包括契約」を譲ってこちらが要求し続けている「曲別分配」を呑むのか。
これを呑んだらライブハウスも放送業界と同じく曲別分配に移行してゆくのか・・・
呑まなかったらイーライセンスはまた放送業界と同じく独占禁止法に違反するとJASRACを訴えるのか・・・
私の戦いは大きな戦闘機に竹槍で向かって行ってるようなものかも知れないが、
この後ろにこのようなもっと大きな戦いが控えているぞと思うと、
私にとってみたら非常に心強いニュースであった。