ライフハッカー編集部 - ニュース・コラム,健康,生活,科学 09:00 AM
体の大きな人は、太っていなくても汗をかく?
太っている体形の人は、すらりとした体形のアスリートよりも汗をたくさんかいているように見えます。しかし、それは体脂肪が多いからではありません。新しく報告された研究結果は、これまでいろいろと考えられてきた「なぜ体重を落とすことが汗の量に影響を与えないのか」ということについて、このように説明しています。
かく汗の総量は、体がどれだけの熱を発生させるかによります。なぜなら、汗をかくのは体温を下げるためだからです。体の大きさは、そのため重要な要素となり、体が大きければ大きいほど、仕事量も増え、発生する熱も多くなります。
つい最近までは、体脂肪が多いほうが体温を保てる(熱をもつ)と考えられていました。しかし、学術誌の『Journal of Applied Physiology』に掲載された論文では、人が汗をかく要因の中で、脂肪が左右する割合はわずか1.3%であったと報告されています。
つまり、脂肪を落として筋肉をつけても、脂肪を落とす前と体の大きさがあまり変わらないなら、かく汗の量もあまり変わらないということになります。もし、脂肪を筋肉に置き換えることなく、ただ落としただけなら、もちろん汗の量は減少します。それは、あなたの体が小さくなり、体を支える重量が減ったということです。
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