「アニメ映画『ガラスの花と壊す世界』を観てきたぞー!」
「難解なストーリー、そして圧倒的ブヒリティ。パンチの効いた作品でしたね」
【目次】
- まずはネタバレなしの感想
- デュアルちゃん クールだけど履いてない。可愛い
- ドルシーちゃん 心を開かないけど露出度はNo1。可愛い
- リモちゃん 「お花畑を探してるの」とまるで頭がお花畑のようなセリフで登場。可愛い
- ストーリー1 現実だと思った? 残念、夢でした
- ストーリー2 記憶喪失の少女、リモと出会う
- リモの記憶を探しに〜 急にPV流れる
- リモがおかしくなる 急に死んだ魚の目で歩き回る
- パワーアップして露出も大幅アップ!
- リモの正体、そして別れ
- そしてエンディング
- リモは何者なの?
- なんでウィルスが増えてきたの? ウィルスはどこからやってくるの?
- リモが途中で苦しんだりしてたのはなんで? ピアノ聴いたらなんで落ち着いたの?
- マザーって何なの? 何したかったの?
- この話を3行でまとめると?
- 締めの言葉
まずはネタバレなしの感想
- 女の子3人可愛かった。『変態王子と笑わない猫』で有名なカントク氏の絵は至高
- 設定がかなり作りこまれていて難解なSF
- 様々なコンピューター用語が使われるので、そういうのが好きな人はワクワクする
- PVで流れてた格好いいロック調の曲『センダンライフ』は流れない。あのPVの雰囲気を期待したらちょっと違和感あるかも
- 途中で音楽PVみたいなシーンが流れる
- 後半はかなり駆け足気味。謎が解けたと思ったら新しい謎が投下される
- 最後は少しモヤっとする感じで終わった
- 劇中に何度も流れるピアノ曲がとても綺麗
「それではここから先はネタバレありの感想と考察をしていこうか」
「今回のキャラデザ担当だったカントクさんのアートワークスの下からネタバレオンパレードなので注意です」
「まずはキャラの感想から」
ドルシーちゃん 心を開かないけど露出度はNo1。可愛い
- 「感情? 概念としては理解できるけど私たちには必要ないわ。そうプログラムされてないもの」と言いながら序盤から怒りまくってるドロシーちゃん
- 序盤はかなりヒステリックで嫌なキャラに見えるが、PV(後述)の後から急に丸くなり可愛くなる
- なぜか胸元だけ露出するという攻めの衣装で終始戦っている
「裏表がない子だけに最後の号泣シーンは感動するよね」
「cvあやねる、というのもポイントですな」
リモちゃん 「お花畑を探してるの」とまるで頭がお花畑のようなセリフで登場。可愛い
- 記憶喪失の少女
- 幼女に見えて家事全般が得意で好きという嫁力
- そしてマザーでありウィルスでもあるという多くの属性持ち
- セーラー服着ているスミレをBBA呼ばわりするシーンもある
「フィクションの記憶喪失キャラって絶対に重要人物だよね」
「ただの一般人でした〜ってオチの作品なんかありましたっけねぇ」
さて、ここからストーリーを振り返りながら考察。
ストーリー1 現実だと思った? 残念、夢でした
- スミレとデュアルのイチャイチャシーン
- 明らかに日本なのに名前はデュアル!
- その違和感もすぐに説明される。なんとこの世界は仮想現実で、プログラムがウィルスに侵されたので消去されるという
- 親友という設定で世界に馴染んでいたデュアルだが、スミレの消去で色々と悩むようになる
- スミレのリボンが後々のキーアイテムになる
「掴みは色々と唐突で??? となったね」
「冒頭のピアノ曲も素敵だけど、販促の二文字が脳裏にチラつきました」
ストーリー2 記憶喪失の少女、リモと出会う
- デュアルのパートナーであるドロシー登場
- ドロシーはヒステリック可愛い
- ウィルスに襲われている少女(リモ)を発見 → 助けるぞー 三┏( ^o^)┛
「この一連の流れで、私たち感情ないから(キリッ)と言われてもねぇ」
「序盤のドロシーは敢えてうざい役を担当。しかし後にデレる」
※ちなみにリモが現れたのはスミレが消えたのをトリガーにしてどうたらこうたら、らしい
リモの記憶を探しに〜 急にPV流れる
- リモは味覚があったりと、まるで人格プログラムのよう
- 「きっとどこかのバックアップから抜け落ちた人格プログラムなのよ」という結論に至り、彼女のデータを探しにいくことに
- 世界中のあらゆる時代、あらゆる場所を3人は旅をする
「さぁコスプレPV始まるぞー」
「(客席)ぶひぃぃぃぃぃ!」
しかし曲が終わったら急に戦争の暗い描写。
つれぇ……と思ったらPV2発目スタート
「まさかのPV2連発」
「ビックリでしたね」
「ゲームでムービーが来ると嬉しいけど、あまりにムービーが長すぎて操作できない時間が長くなると辛くなるよね」
「まあ、シャーロットのユサりんのPVほど唐突じゃなかったと思います」
- 仲良くなった3人は「ずっと3人でいたいね」と思うようになる
- ドロシーもすっかり丸くなっていた
リモがおかしくなる 急に死んだ魚の目で歩き回る
- まさかの瞬間移動を繰り返しスタイリッシュ迷子に
- でもプレゼントしたリボンでタグ付けしたから大丈夫
- 追いかけてウィルスにやられて全滅したけど、何事もなく話は進む(マジでなんだったんだ!)
- そして最終決戦へ
「話のテンポが早いよね」
「いくつかの謎が解かれたと思ったら、新たな謎が大量に生まれてくるスパイラル推理の絆」
パワーアップして露出も大幅アップ!
- このままじゃ負ける……と思ったのでデュアルさん再起動(ポチッ)
- 大幅に肌色が増え、一気に無双ゲームに!
ドロシー「なにこれ、超楽勝じゃーん!」
「再起動したら露出度がアップし、急に無双ゲームになった!!」
「これ以上パワーアップしたらスッポンポンになっちゃうと心配になりました」
「そして露出度の高い衣装のまま、感動シーンへと」
リモの正体、そして別れ
- リモの正体はウィルスだった
- リモはウィルスで、デュアルとドロシーはアンチウィルスプログラム
- 「三人でずっと一緒に居たい」という願いをみんな持っていたが、リモは二人を守るために消滅する事を選ぶ
- (´;ω;`)
「ちなみに感動的なシーンだったけどデュアルの露出度高い衣装と泣き顔で興奮しちゃったよ」
「我々萌え豚はそうプログラムされてるので仕方ないです」
「感動とエロ、それらをパラレルで処理するスペックが我々には実装済み!」
そしてエンディング
- デュアルとドロシーは人類の希望(でも人類は滅亡しちゃったんでしょ?)
ドロシー「リモが帰ってきても良いようにさ、部屋を広くして待ってようよ!」
そして劇中で何度も流れたあの曲がボーカル入りで流れてスタッフロール。
「……ハッピーエンド、なのかなぁ?」
「雰囲気はハッピーエンドですけど、人類滅亡してるしリモちゃんとも別れたままですよね」
「残されたドロシーちゃんとデュアルはもう百合以外する事がないじゃないか」
「続編は同人誌、というシャープな手法かもしれません」
ストーリーのおさらいが終わったので、各種考察へ
リモは何者なの?
- 現実世界のスミレの孫
- スミレは現実世界では有名なピアニストになり、イケメンのプログラマと結婚する。やがて孫のリモが生まれる
- しかしリモは若くして亡くなってしまう
- プログラマのパパンは悲しみ、このような過ちを繰り返さないため世界を良くするプログラム『マザー』を作る
- マザーがヴァイオスにアクセスするための擬似人格プログラムのリモート・マザーがリモ
- リモはマザーの命令で「綺麗なもの」を探していた
なんでウィルスが増えてきたの? ウィルスはどこからやってくるの?
×ウィルスが増えてきた
⚪︎バージョンアップする毎にウィルスと検知できる対象物が増えていた
- デュアルたちはウィルスに侵されたプログラムは削除していたつもり
- しかし実際にはウィルスに侵されたプログラムをマザーに送っていたのでファイル自体は完全に消えていない
- その残滓がやがてバグになった。
- なのでバージョンアップという名の改悪がデュアルとドルシーには行われていた
- そのため、再起動してバージョンを落としたら一気に強くなった(ついでに露出も大幅に増えた)
- また、古いバージョンに戻る事でリモがウィルスだと検知できるようになった
リモが途中で苦しんだりしてたのはなんで? ピアノ聴いたらなんで落ち着いたの?
- リモのプログラムは「綺麗なものを集める事」なので、その部分のプログラムとデュアルたちと仲良くなったプログラムがコンフリクトを起こしてる(と思う)
- リモはプログラム製作者の娘(リモーネ)をモデルに作られた人格
- リモは子供の頃に祖母(スミレ)のピアノを聴いてる
- なのでピアノの曲を聴いてなんやかんやで落ち着いた
「リモが途中までしかピアノを聞けなかったのは、幼少期に途中までしか聞けなかったから? 対してデュアルは世界のバックアップで実際のスミレの体験をトレースしてたので曲の続きを知っていた」
「なのであの曲を聴く事で色々と思い出したって感じなのかなぁ」
マザーって何なの? 何したかったの?
- マザーは前述したリモのパパンが世界を良くしようとして作ったプログラム
- でもマザーは「世界を良くする=世界に害をなす人間はいらない」という結論に達してしまう(SFあるある)
- マザーは世界を壊す前に、世界のあらゆる時代のバックアップを取って集めた。それが知識の匣
- そのため人間とマザーの壮絶な戦争が起きた
- なんとかマザーを終了させたけど人間も一緒に消滅しちゃったぜ
- マザーは世界を作り直す技術を持っていて、世界を作り直そうとしていた(どんな計画かよく分からんけど)
- そのため、綺麗なものリモに集めさせようとしていた
(世界の汚い部分は廃棄し、綺麗なものだけを集めて新たな人を作ろうとしていたっぽい。リモが集めてた綺麗なものがガラスの花)
「世界を救おうと思ったが、世界を滅ぼすプログラムを作っちゃったでござる」
(エンジニアあるある)
「戦犯はパパンで決定だね」
「ちなみにスーファミの『メタルマックス』というゲームをプレイしてれば、マザーの考えはよく分かるかと思います」
この話を3行でまとめると?
- アンチウィルスのプログラムである少女二人が記憶喪失のリモと出会う
- イチャイチャして3人は仲良くなったぜ
- でもリモはウィルスだったのでずっと一緒にはいられなかった。消えるけど、ずっ友だよ
「ふー、こうしてみると『ガラスの花と壊す世界』、分かりやすい」
「大筋は間違ってないと思います」
締めの言葉
「ふぅー 物議を醸した作品だったね」
「あーだこーだ話し合うのがSF作品の醍醐味ですな」
「最近はハーモニーも楽しかったし、SFブームの流れがちょっとずつきてるのかな」
kappa7.hateblo.jp
「SFが好きか、カントク絵が好きならばお勧めの作品です」