ツクール系のお供に！一枚絵に並んだ素材を簡単に並べ替えられる「Relocater」

　「Relocater」は同じサイズの素材が敷き詰められている画像ファイルの中の画像を並べ替えることができるツール。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　「RPGツクール」などのソフトでは、エフェクトのアニメーションやマップチップ画像など、同じサイズの小さな画像が敷きつめられた1枚の大きな画像が必要となる。しかし、あるソフト向けの素材画像を作成しても、フォーマットが異なる別の環境では作成した素材が利用できないこともある。

　「Relocater」はこうした素材を使いまわせない悩みを解決してくれる。もととなる画像素材を読み込ませる際に縦横何マスずつ並べられているか指定し、出力する画像では横にいくつずつ並べるかを指定するだけで手軽に再配置が可能。たとえば、もともと横9マス×縦3マスだった元画像を横3マスと指定すれば、縦に9マスが並べられる。

　また、再配置の際に1マスの大きさを指定してリサイズを行うことも可能。元々縦横100ピクセルずつだったコマを縦横200ピクセルに置換したり、縦横比を変更して再配置することもできる。

　さらに、設定した数に応じて、マスを間引く機能も備えている。4つの画像が敷きつめられた画像から2つ間引くように設定すると、1つめと4つめだけが残る仕組み。

　同一サイズの画像が均等に敷きつめられている素材であれば、ツクール系などに限らず、写真のコラージュなども再配置することができる。スマホの連射アプリで大量に撮影したコマを間引くといった用途にも活用できそうだ。