中山由美
2016年1月7日15時02分
世界自然遺産の青い海の底で約10カ月間、熟成させたラム酒を味わって――。小笠原諸島・母島(東京都)で、サトウキビでつくる特産のラム酒を海に沈めた「海底熟成ラム酒」ができた。人口約470人の島の人たちは「新たな特産品に」と期待している。
母島の南側にある波の穏やかな入り江。船で10分ほどの沖、深さ約15メートルの海底にラム酒約1200本が沈められている。300ミリリットル瓶が詰まったプラスチックケース約100個がずらりと並び、鉄製の枠で固定されている。
島のダイビングショップ「クラブノア母島」のガイド下條敬明(たかあき)さん(32)が友人らと発案した。ワインの海底熟成を聞いたことがあり、適度な水温や穏やかな波の揺らぎで熟成が進むとされる。「特産のラム酒でやったら面白そうだ」
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