「2016年は、われわれがこれまで構築してきた未来技術立ち上げにとって、重大な年になる」──。米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは1月6日(現地時間)、同社の年頭所感を自身のFacebookでこう語った。
同氏は“未来技術”として、VR(仮想現実)、Internet.orgの取り組み、AI(人工知能)の3つを挙げた。
VRについては、同日傘下のOculus VRが製品版「Oculus Rift」の予約を開始したことに触れ、「VRおよびAR(拡張現実)は、人々がつながり、コミュニケートするための次世代の主要コンピューティングプラットフォームになると信じている」と語った。
Internet.orgについては、昨年7月に披露したインターネット接続用無人機「Aquila」が“間もなく”初飛行することと、年内にサハラ以南のアフリカ上空にネット接続用衛星を打ち上げる計画に触れた。
AIについては、AIラボでの画像認識研究が進んでいるという。ラボでは最近、画像を解析してその画像について言葉で説明する人工知能のプロトタイプを構築した。同社では、人工知能が目の不自由な人の代わりに友達の写真を“見て”、その内容を音声で説明するシステムをテストしているという。同氏の毎年恒例の個人的な「今年の目標」も、自宅用の“AI執事”の構築だ。
「2016年は、こうしたこれまでの研究の成果の多くをわれわれのコミュニティーで使えるようにし始める年になる。これからより多くの情報を提供できるようになるのが楽しみだ」(ザッカーバーグ氏)
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