米Twitterがツイートの字数制限を1万字に拡大することを検討中と報じられた件をめぐり、1月6日、世界中のTwitterユーザーが一斉に声を上げ、Twitterの計画を非難した。
ITニュースサイトのRe/codeが1月5日、この計画について最初に報じると、Twitterには#Twitter10kというハッシュタグを付けた投稿が一気に増加。その大半はTwitterに対し、長年の140文字制限を撤廃しないよう呼び掛ける内容だった。
ユーザーの1人、ラブ・ガールさん(@LeanN_Mean)はTwitterらしく簡潔に次のようにコメントしている。「Twitterさん、それはやめようよ」
またカール・ボービスさん(@CarlBovis_AFC)は次のようにツイートしている。「Twitterが1万字に?!! 『戦争と平和』みたいな小説を読みたいなら、スマホなんて見てないで図書館に行くよ!」
字数制限が1万字になった場合にTwitterにどのようなテキストを投稿できるか、具体例を挙げるユーザーも大勢いた。
「1万字までツイートできるようになったら、『ビー・ムービー』の台本を丸ごとツイートする人も出てくるかも。そうなったら、もうTwitterは使わない」とカイラ・ジャクソンさん(@kylakeys)はつぶやいている。
ポール・コートニーさん(@Paul_Courtney)は次のようにツイートしている。「『プリンセス・ブライド・ストーリー』で破滅の崖をロープで登るシーンとイニゴとウェスリーの対決シーンの台本が6400文字だ。よく考えたほうがいいよ、@twitter」
Twitterは昨今、売上高とユーザー数を伸ばすのに苦戦しており、今回の計画は一連の改革に向けた最新の取り組みの1つだ。Re/codeによれば、140文字制限の撤廃は3月末にも実施される見通しという。Twitterのジャック・ドーシーCEOはこの報道の内容を直接的には認めていないが、こうした計画があることを強く示唆する発言をしている。
同氏は5日、次のようにツイートした。「Twitterで人々がどのようなことをしているのかを、私たちは多くの時間をかけて観察してきた。テキストのスクリーンショットを撮って、それをツイートしているユーザーをよく見かける」
「これが実際、本当のテキストだったらどうだろう。検索や強調表示ができ、もっと便利で強力になる」と同氏は続ける。
この計画が実現すれば、Twitterは最大のライバルであるFacebookと似すぎてしまう、と嘆くユーザーも少なくない。
その1人、ギリダランさん(@imchampgiri)は次のようにツイートしている。「@twitterで小説を読むつもりはない。長文を読みたければ既にFacebookがある。#Twitter10k」
Thomson Reutersのソーシャルメディアセンチメント分析によれば、6日にTwitterに言及したツイートはネガティブなものよりもポジティブなものが20%多かったという。1万字化のニュースが最初に報じられた前日5日には、Twitterに関するツイートはネガティブなもののほうが多かった。
ただしポジティブ優勢に回復したとはいえ、Thomson Reutersによれば、Twitterに対するセンチメントは1年前にはポジティブが70%優勢であり、それと比べるとかなりの低下ぶりだという。Twitter株は6日、2%値を下げ、21ドル46セントで取引された。
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