こないだ、Twitterでこんな発言をしたら、意外と反応があっておもしろかったんですが、皆さんはどう思われますか?
学校の勉強(一般教養)と並行して、興味のあることをバンバン学べる社会にならないかなぁ。私も含め、中高生は学校のルールにしばられてる。いわゆる”天才”が出てこないのはこのせいじゃない?
— 西村純(にしすー)@中学生プロブロガー (@nisi_su_) 2016, 1月 7
やりたいことをすると校則に違反してしまう
なんというか、教育のあり方を変えていかなきゃなと思うわけですよ。
今の日本は、興味のあることを学べるのって大学入ってからじゃないですか。小学校から高校にかけて、一般教養みたいな”お勉強”をさせられる。
これね、やりたいことがわからない人にとってはすごくいいシステムだと思う。お医者さんとか弁護士さんとか、大学で学んで免許とってしなきゃなれない職業が目標の人も、受け入れられると思う。
「医者になりたい→医学部に入りたい→勉強する」のサイクルができあがってるから。それに納得できるから。
でも、私はお医者さんとか弁護士になりたいわけじゃない。どっちかっていうと起業とかブロガーの未来をつくることに興味があるんです。やりたいことをするにあたって、この学部に入らないといけないとか年齢制限があるわけじゃない。
そういう人たちはどうすればいいんですか。どこへ行けばいいんですか。
やりたいことをやろうとすると、学校のルールから外れる場合があるんですよ。例えば事業を立ち上げるとして、ボランティアでやれることって限りがある。企業としてやるからこそ、できることがある。
だけど、それをしようとすると「バイト禁止」の校則にひっかかる。挙げ句の果てには、学校をやめないといけないかもしれない。
社会に貢献してるのに、なんで学校やめにゃならんのじゃ!って思うわけですよ。そりゃ、方針が異なるとか色々あるのは理解できますけど。でも、納得できない。
正直、学校をやめたくないから制限してることたくさんありますよ。うまくいったら社会に貢献できそうなこと、たくさん。
それって、めちゃくちゃもったいないじゃないですか。
行動に出ないのは現状に甘えているから
私が行動に出ないのは、現状に甘えているからでもあるんです。私の通う学校はその県では名の知れた進学校です。ある程度まじめに授業を受け、高望みをしなければそこそこの大学に入ることはできる。
先生方はそんな意識ではだめだとおっしゃいますが、現実はこんなところでしょう。
私なんかはやりたいことを仕事にできればいいや、と思っている方なので、先生方の言葉をお借りすれば「そんなやつは大学には向いてない」のかもしれません。
こんな、将来の安定がある程度約束された環境で、誰がわざわざ道を踏み外そうとするでしょうか。
あと3年間、何も言わず何も考えず、先生の言う通りに勉強し続けたほうが絶対楽。動かなくていい。リスクをとらなくていい。
努力を努力と思わず、のほほんと毎日が過ぎていく。
それを知っていて、行動にでないのはなんというか、罪なのかもしれません。ガンダムになれるかもしれないとわかっていて、あえてジムでいようとするんですから。
でも実際は、ガンダムになろうとしてむりやりジム化させられた人もいるので、難しいところなんです。
学ぶって、何も一般教養だけじゃない。
こんなこと言ったら「じゃあ好きなものが学べる場所にいけばいいじゃん」と言われそうですが、私は欲張りなので今の場所で自分の好きなこと・やりたいことをやりたい。
私と同じジレンマを抱えた人はたくさんいると思います。
学校のルールに縛られているために、やりたいことを思う存分できない。本来、可能性を広げるための場所である学校に、可能性の種を踏みつぶされてしまっている。
それって、つらくないですか?
リスクを取らずにやりたいことをやれたら、それが一番いいんです。だけど、現実はそうはいかない。
また、周囲からの反対もある。全てを自分の責任に取れない中高生は、親の反対というのがものすごく大きい。だから、リスクを取れずに挑戦しないまま終わってしまう、なんてこともあるわけです。
なぜ、日本に天才は生まれないのか
でも、今の日本の教育が天才を生まないというのは本当だと思います。
日本人の傾向として、長所を伸ばすより短所を直そうみたいなのがあると思うんですけど、それをやってるうちは絶対に天才なんか生まれません。
天才とは、努力する才能を与えられた人です。
努力にはいろんな方向があって、それがプログラミングなのか文章を書くことなのか、はたまた絵を描くことなのか数式を解くことなのか、人によって全然違います。
才能をうまく使えないと、仕事が楽しくないし毎日に張り合いがでない。
日本人で仕事が嫌だって人が多いのは、才能がうまく仕事に活かされてないからだと思います。活かされていれば、時に苦しい時期があっても絶対に楽しいはず。
日本に天才が生まれないのは、小さいころからその才能を発揮できる場所が少ないからなんです。
大学生が最もフットワークも軽くて自由。でも、その期間は4年間しかない。
大学までで、すでに自分の使命ややりたいことを見つけてる人はどうすればいいんでしょう。その人たちの才能を伸ばす環境が整っていないように感じるのは、私だけでしょうか?
その環境が整えば、色々変わってくると思うんです。産業が活発化するかもしれない。社会問題が解決に一歩近づくかもしれない。
今こそ、若い力が必要なんじゃないでしょうか。
若さゆえのアイデア、発想、行動力。大人たちは若い可能性をもっと重視していくべきだし、子どもだから取り合わないなんてことがあってはいけないんです。
10分、いや5分でもいい。
ティーンエージャーの声に耳を傾けてみてください。
まとめ
常々言ってるんですけど、武器はひとつじゃなくていい。いくつ持ってたっていいじゃないですか。
学校が、勉強以外の武器も磨ける場所であってほしい。心の底からそう願います。
どうすれば学校が勉強以外の武器も磨ける場所になるのか、具体的な案を持ち合わせていません。まだ、その段階ではないんです。