私の職場は昨日が仕事はじめでした。
3日の夜に「誰もいない真夜中に会社に隕石が落ち、職場が物理的に消えてますように」とお願いしたけど消えてませんでした。
こんな日は奇跡を願う人が多いのかもしれない。誰もいない時間に、会社に隕石が落ちてきて爆発し、職場が物理的に消えてますようにという奇跡を…。
— あゆお (@kaishaku_1) 2016, 1月 3
この祈りは完璧だった。
私の職場は人里離れた山奥にあるため、真夜中であれば隕石が落ちても人的被害もないし、職場が消える程度の隕石が落ちてくれればそれでいいという控えめな祈りであり自然にも配慮していた。
奇跡も、魔法も、あるんだよ。
魔法少女まどかマギカで美樹さやかが言っていた。
奇跡も魔法もなかった。隕石もなかった。ただそこにあるのはいつもの社屋とオツボネだった。
隕石が落ちなかったせいでお正月だからとおせち料理のお弁当をとってオツボネたちとランチになってしまった。
せめてランチを美味しく…と思ったものの、オツボネ=サンは「あさりの酒蒸し、長ネギね?ふつうはあさつきじゃない?」「このなますすっぱすぎる。うちならもっと甘くする」「黒豆入ってないの?私なんて三日かけて作ったわ」等と姑感MAXで、そりのあわない義実家に正月おせち料理を持ち寄りいやいや帰省した嫁の気持ちってこんなのか?と思いながら黙って食べるはめになった。
最終的には「たたきごぼうにゴマって変!ありえない!ダメ、絶対。…でも、あら、これ…おいしいわ。ゴマもアリね…」と言い出してゴマでキマって落ち着いた。
幸い私が嫁いだご家庭はたいへんあたたかく居心地のよいおうちで、私は年末年始そこで過ごすことを楽しみにしている。
しかし何故隕石は落ちなかったのか。
そもそも職場に隕石が落ちて消えていれば、復旧まで会社都合の休暇となりあと一週間くらいは休めたはず。
あと一週間。
あとほんの一週間休めれば、きっとやる気が出たんだ。
とは言っても毎日行くべき居場所があり、役割があり、お金がちゃんともらえるという会社に所属しているという事はとても安心感のあることで、今年も真面目に頑張ろうと思いました。