そういえば、なんとファイナルファンタジー9のスマホ版&PC版が発売になるそうじゃないですか。素晴らしい。
発売日や価格などは未定だそうです。わかったらここに追記します。
これはねえ、FFで最高傑作……かどうかはわからないけど、個人的に一番好きです。マイ・ベスト。ダントツに好き。
繰り広げられる、童話のような少年と少女とその仲間たちの優しい物語がたまらなく胸にしみる作品です。世界観も柔らかく、ファンタジーを捨て去った感じのある7以降のFFでは異色作ですが、それゆえにキラリと個性が輝く作品です。
エンディングは究極。何回見ても涙ナミダですわ。
PS版はいま遊ぶとやっぱり画質が苦しいですが、PV見る限りキレイになっている?でもこれはPC版かなあ。
ま、いいや、これは買いだな。
なんと言ってもキャラがいい、特にヒーロー&ヒロインがいいよな!
明るくて熱血漢で、ちょっとクールに決めようとして失敗しているジダンと、超正統派プリンセスヒロインのダガーのコンビ。この正統派ヒーロー&ヒロインって、もはや絶滅危惧種だよな。絶滅したかも。オレが子供の頃のファンタジーはこんなのばっかでしたけど。
FF9って、90年代前半のハイ・ファンタジーの要素がたっぷり詰まっているんだよな。それが中学時代どっぷりオタクだったオレの胸を熱くさせるのかもしれない。
7以降のFFや近年のゲームによくみられる美男美女揃いじゃないのもいいな(笑)
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自分の生きる意味を探すキャラたち
数あるRPGの中でも屈指の傑作だと思いますが、ネットであまり人気がない(気のせい?)のは、物語に闇の部分が薄いというか、全体的にピュア過ぎるせいだと思うね。ジュブナイルチックだよね、これ。
そんなFF9のストーリーがバツグンに素晴らしいなのは、物語のテーマがはっきりしており、それが最初から最後まで貫かれて一本筋が通っていること。
上のムービーのはじめの「生きる意味を探すものたち」というキャッチコピーや、公式サイトのキャラクター紹介の各々のセリフを見てもらったら何となくわかるけど、これは自分探しの物語でもあるんですよ。
みんな「自分」に迷っているキャラばかり。「いま、ここにいること」「生きていること」に不安を抱えたキャラクタばかりなんです。FF9は彼らのアイデンティティ獲得の物語なんですよ。
自分とは何か。生きる意味は何か。なぜ人は生まれて死んでいくのか?
孤独を感じた時にどうすればいいかなんて
それだけは教えてもらえなかった。
本当の答えを見つけることができるのは
きっと自分だけなのかもしれないね。
思春期の若者が共感するようなテーマ、キャラづけ、セリフ回しなんですよね。
そんなこともあって……こんなこと言うと9好きからも怒られそうだけど、やや低年齢層向けではあると思う。そこがいいんだけど。
もうPS2以降はRPGを遊ぶことがほとんど無くなったので、もしかするとどっぷり世界観に浸かりきった最後のRPGなのかもしれないな。プレイしたのは、たぶん10代のときだしなあ。
懐かしいなあ。こんなにうれしいリメイクは久しぶりだなあ。
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