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 3日午前0時55分ごろ、埼玉県本庄市仁手(にって)の化学品製造会社「DOWAハイテック」で、作業員が銀粉を製造するためのタンクを洗浄中、タンクが破裂し、窒素化合物を含む有毒ガスが発生。作業員男性4人が病院に搬送され、上里町嘉美の派遣社員関根真一さん(22)の死亡が確認された。ほかの3人は治療中で、意識はあるという。

 本庄署によると、4人は当時、硝酸液を使ってタンクの洗浄作業をしており、何らかの原因で硝酸液の温度が上昇したとみられるという。署は4人が有毒ガスを吸って死傷したとみて、詳しい事故原因を調べている。