愛知 ２人殺人放火事件 それぞれの部屋に放火か

1月1日 20時46分

k10010358651_201601012101_201601012102.mp4

愛知県半田市で、全焼した県営住宅の１室から殺害された女性２人の遺体が見つかった事件で、別々の部屋で倒れていた２人の周りがいずれも激しく焼けていたことが、警察への取材で分かりました。警察は、何者かが２人を殺害して、それぞれの部屋に火を放った疑いがあるとみて調べています。

１２月３０日午後、愛知県半田市で県営住宅の１室が全焼して、焼け跡からブラジル国籍でこの部屋に住むアルバイトのアマリリア・マルヤマ・キンベルリ・アケミさん（２７）と、３０歳前後の女性の遺体が見つかりました。
２人の首にいずれも絞められた痕があったことから、警察は殺人・放火事件として捜査しています。
警察によりますと、２人の遺体はそれぞれ、和室にあるベッドの上と、別の洋室の床で見つかり、いずれも遺体の周りが激しく焼けていたということです。また、洋室では遺体の周囲から油の成分が検出されたということです。
警察は、何者かが２人を殺害したあと、それぞれの部屋に火を放った疑いがあるとみて、詳しい状況を調べています。
被害者の１人、マルヤマ・キンベルリさんの知り合いによりますと、マルヤマ・キンベルリさんは、去年４月に三重県鈴鹿市から子ども２人を連れて、この県営住宅に引っ越してきたということです。
部屋には姉も同居し、交際相手のペルー人の男性が出はいりすることもあったということです。