空前の盆栽ブーム!?
なんて事を耳にしますが、そんな事はありません。こういう普段から話題にならない業界は少しもてはやされただけでブーム!?なんて言ってしまいますが、実際にはそこまで流行っていないです。。ただ、以前よりもテレビで盆栽を取り上げられる事が多くなりました。
盆栽が取り上げられること自体が少ない世の中ですので、少し話題になってくれる。それだけで、嬉しいものです。とはいえ、日本の伝統的文化への尊重というわけではなく、一重に一億円の盆栽に注目が集まったことでしょう。
「え、こんなに盆栽って高いの!?」という声を良く聞きました。
格付けチェックを見ていますか?
事の発端は2014年の「芸能人格付けチェック」で、小林國雄先生による一億円のの盆栽と造形の盆栽(お菓子の盆栽)のどちらかを目利きできるかどうかの番組から始まりました。
出演者に出ていた西川貴教さん、別名「盆栽マスター」。彼のおかげで、少なからずこんな盆栽があるんだ。と皆さんの頭の中に刷り込まれたのではないかと思います。実際に一億円を超える盆栽は幾つかあります。
大宮盆栽美術館「日暮し」
大宮盆栽美術館「千代の松」
大宮盆栽美術館「青龍」
これらはどれも評価額、一億円を超える盆栽となります。樹齢は何百年と超え、多くの有名な盆栽愛好家であったり、盆栽師の手を経て今の状態になっています。それほど手間暇かけられたものなのです。ここだけを抜粋すると、「盆栽って高すぎ。じじいすぎ。時間かけすぎ。」みたいな話になってしまいますが、もっと比較的安価で育てやすいものということを伝えたいです。私は盆栽が好きで五葉松、黒松、赤松、そして山もみじと育てていますが、まだまだ初心者ですし、盆栽師の方からするとペーペーが何を言っているんだ。というレベルですが、育てる楽しさとインテリアとしての楽しさは今でも十分感じています。
一つの情景があるということ
よく言われている話ではありますが、盆栽には一つの風景があります。多肉植物も多く育てていますが、多肉や観葉植物には単体だけで情景と感じることは難しいです。(スミマセン。きっと盆栽だけじゃないと言われそうですが。。)苔を良しとするかの話はありますが、私は苔が好きです。また、盆栽は下から見た時は、まるで大きな木を下から見たのと同じ感覚です。
このようにミニ盆栽と言われる小さな盆栽もあります。ホームセンターや近くの盆栽ショップで販売しています。勿論ネットで帰るとこもいくつもありますよ。オススメは一つでなく、3つほど購入すると愛着が湧きます。
盆栽ブームの醸成!?
2017年には世界盆栽大会が埼玉は大宮で開催されます。4年に一度開催されるこの大会には世界から人が集まります。そう、オリンピックみたいなモノです。それくらい大きな大会なんです。実際、当日には多くの日本にある名品とされる盆栽が並び、それはもう楽園のような場所になります。何か古臭いなと思われる場所にはしません。家に一つでも置いてみようかな。と感じる場所にします。皆さん、是非来て見て下さい。と、その前に大宮盆栽美術館に足を運んで見てください。
まだまだ観葉植物や多肉植物等と比べると人気が無い盆栽ですが、もっと一家に一つ小さなミニ盆栽が飾られる日を実現できるようにします。
●世界盆栽大会はコチラから ●大宮盆栽美術館はコチラから
他の記事もコチラから ● 人気アニメ「おそ松さん」の六子に盆栽を当てはめて紹介してみた ● 樹齢1000年の盆栽から、1億を超える盆栽まで。日本にある最高峰の盆栽5選
この記事を書いたライター
- SEKAIBONSAI 編集部Twitter:@https://twitter.com/SekaiBonsai_jp
- SEKAI BONSAI編集部です!
盆栽歴4年。国内の盆栽情報を主に発信しています。
最近の記事
2015.12.31まとめ一億円の盆栽による、空前の「盆栽ブーム」の到来か
2015.11.23まとめ素人でも楽しめる!? 世界に誇る盆栽が集結 – 第35回日本盆栽大観展 -
2015.09.23まとめ初心者でも大歓迎!都内で学べる盆栽教室3選
2015.05.04大宮盆栽まだGWに間に合う!日本最大の盆栽祭り大宮で開催