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ALS患者死亡 遺族が人工呼吸器の会社を提訴
12月28日 21時09分

ALS患者死亡 遺族が人工呼吸器の会社を提訴
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全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症の男性が自宅で使用していた人工呼吸器が止まって死亡したことを巡り、遺族が「製品に欠陥があった」として製造や販売をしている会社に賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、ALS=筋萎縮性側索硬化症と診断され、自宅で人工呼吸器を使用していた埼玉県の当時65歳の男性の遺族5人です。訴えによりますと、去年10月、人工呼吸器の電源コードが内部で断線して止まったため男性は呼吸が停止し、10日後に死亡したということで、遺族は、「製品に欠陥があった」として製造や販売をしている「フィリップス・レスピロニクス合同会社」に、7200万円余りの賠償を求めています。
遺族によりますと、人工呼吸器が止まる前、外部から電源の供給がなくなり、内部のバッテリーが作動したことを示す表示が出たということですが、この表示の意味について事前に会社から詳しい説明はなかったとしています。
提訴のあとで会見した男性の妻は、「人工呼吸器を使っている人たちの安心や安全のためにも、なぜこのような事故が起きたのか解明したい」と話していました。
一方、会社側は「訴状を受け取ってないのでコメントは差し控えたい」としています。

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