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 「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスは28日、会社が暴力団などの反社会的勢力と関係があるかどうかを調べるため、第三者委員会を設けると発表した。王将フードサービスは現時点では、関係は一切ないとの立場だ。

 社長だった大東隆行さんが2年前に射殺された事件を巡り、九州の暴力団関係者の関与が浮上しているとの報道が今月あった。弁護士の社外取締役と元検察官の社外監査役から第三者委員会を立ち上げて調べるよう提案があり、27日の臨時の取締役会で決めた。

 委員会は弁護士や公認会計士ら3人で構成する。経営陣からも話を聞いて、来年3月上旬にも報告書をまとめる。28日会見した渡辺直人社長は「お客さんや社員、取引先のみなさんに安心してもらえるようにしたい」と話した。