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高浜3号機 燃料入れ作業終了 来月下旬に再稼働へ
12月28日 20時45分

高浜3号機 燃料入れ作業終了 来月下旬に再稼働へ
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福井県にある高浜原子力発電所3号機で、今月25日に始まった原子炉に燃料を入れる作業が28日夕方終わり、関西電力は今後、設備の検査などを行ったうえで、来月下旬に再稼働させる計画です。
今月24日、福井地方裁判所が高浜原発3号機と4号機の再稼働を認める仮処分の決定を出したことを受け、関西電力はまず3号機の原子炉に核燃料を入れる作業を翌25日から進めてきました。
関西電力によりますと、作業を始めた25日の午後11時すぎに、燃料をクレーンで運んでいる最中に警報が作動し、およそ6時間半にわたって作業が中断しましたが、その後は順調に進み、合わせて157体の燃料を移動させる作業は28日午後6時前に終わったということです。
このうち24体は、プルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」で、新しい規制基準のもとで、MOX燃料を原子炉に入れたのは初めてです。
関西電力は、今後、安全上重要な設備や機器の検査などをへ経て、3号機を来月下旬に再稼働させる計画で、新しい規制基準のもとでは、鹿児島県にある川内原発の2基に次いで、3基目になる見通しです。
また、4号機については、来月下旬に燃料を入れ来年2月下旬に再稼働する計画を示しています。

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