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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  06:00 PM

8個のフリーマインドマップツールと、その効果的な活用方法について

8個のフリーマインドマップツールと、その効果的な活用方法について

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MakeUseOf:良いお知らせがあります。

ついに、私たちが、なんとかレオナルド・ダ・ヴィンチのようになれる方法が見つかりました。いいえ、彼のような、類まれなる超越的な才能を手に入れようとしているのではありません。

ノートに、図形や殴り書きをびっしりと敷き詰めて、アイデアが湧き出るままにメモをとるという、彼独自の偏執的な方法が、結構効果的なのだとわかりました。ひょっとしたら、彼は人間の脳が言葉よりも図表などによる視覚的な要素を好む、ということを知っていたのかもしれません。ひょっとしたら、言葉と画像をつなげることで、多くの人に見えない何かが、彼には見えていたのかもしれません。

さて今日は、このような、まるで脳細胞のように結びついたメモを、「マインドマップ」と呼んでお話を進めます。

マインドマップは、もっとも人気のあるブレインストーミングの技術です。もし信じられないなら、Google検索のヒット数を数えてみてください。イギリスの心理学者トニー・ブザン氏がマインドマップを広げるために書いた、膨大な書籍を調べてみてください。ほんの140冊ほどですけど。

学生にとっては、マインドマップはノートを復習する際の記憶定着の手助けになります。オフィスワーカーにとっては、単独でのブレインストーミング、もしくはそれを共同で行う際の道具として使うことができます。職場でブレインストーミングを行うグループは、問題解決や意思決定の手法として、マインドマップ技術を用います。年次定例会議の議題を展開させたいですか? それとも、経営者としての時間の使い方を計画したいですか? ひょっとしたら、マインドマップで描かれたSWOT分析は、弱みやチャンスを発見するのに役立つのではないですか?

マインドマップは、仕事におけるさまざまな場面で活用することができます。たとえば、以下のようなものです。

  • 収益予測
  • 採用面接の下準備
  • 商品開発とマーケティングの計画
  • 提案依頼書(RFP)の微調整
  • 展示会の企画
  • オフィスパーティの計画

フリーマインドマップツールを見てみましょう


マインドマップやブレインストーミングに使える、多くの優秀なウェブアプリやツールの中からどれかを選ぶことは面倒です。しかも、その中で自分が混乱しないような正しいツールを見極めるには、どうしたらよいのでしょうか? 自分はツールに何を求めるのか、ニーズを中心に据えながら、チェックポイントをいくつか整理して見ていきましょう。

  • 無料版か、有料版か:マインドマッピングから始めるときは、無料版を選んでください。マインドマッピングは習うより慣れろなので、1円も払うことなく、まずは描く習慣をつけることです。
  • オフライン版か、オンライン版か:マインドマップ用のウェブアプリはたくさんありますが、もしウェブ環境が十分でないなら、絶対にオフライン版が便利です。また、機密情報や取り扱いに注意が必要な情報が含まれたマインドマップをオンライン上で保存する場合は、セキュリティの問題も出てきます。
  • 使いやすさ:マインドマップを描くための1番簡単なツールは紙とペンです。あの簡単さと、選んだソフトウェアの使いやすさを比べてみてください。素早いブレインストーミングをするためには、思考をスムーズに画面に描けるということが非常に重要です。
  • 見た目と使い心地:もしチームのメンバーに対して発表する必要があるなら、マインドマップの見た目の美しさは、大切な要素の1つです。また、個人で見返す必要があるときも、美しいマインドマップであれば目を引き、心に残ります。
  • テンプレート(ひな形)のバリエーション:さまざまなマインドマップがあっても、実は2、3パターンの同じ構成プロセスで描かれているなら、ブレインストーミングのひな形を使うことで、プロセスにかかる時間を節約できます。
  • インポート、エクスポート機能:大切なマインドマップを1つのフォーマットに閉じ込めておきたくないのなら、ここは極めて重要なポイントです。『FreeMind』など、人気のマインドマップツールはたくさんありますが、これらはさまざまなフォーマットをインポートできます。もちろん、PDFのような出力フォーマットは必須でしょう。Word、PowerPoint、Excel、Outlook、もしくはプロジェクトへの出力は、ドキュメントを統合する際に役立ちます。
  • 共同ワークのしやすさ:もし、資料を複数人で共有している職場で働いていて、チームによるブレインストーミングを行う場合、これも1つの重要なポイントになります。

これまで、たくさんのマインドマップツールを紹介してきました。捨てた選択肢もあったかもしれないし、その中の何かを使っている人もいるかもしれません。『FreeMind』、『XMind』、そして『MindJet』は人気があります。しかし、どのツールも、完璧というわけではないため、もういくつか、検討しても良いマインドマップのツールを紹介します。


1. Coggle

対応プラットフォーム:ウェブ、Chrome

Chrome拡張機能であるマインドマップツールですが、その簡単な操作性には見直す価値があります。わざわざインストールしなくとも、ブラウザ上でそのまま使うことができます。『Coggle』で描いたものをブラウザに保存することもできます。『Coggle Free』『Coggle Awesome』『Coggle Organization』の3バージョンが用意されています。

無料版でも無制限にマインドマップを作れるので、十分に皆さんのニーズを満たすことができるはずです。有料版はプレゼンテーションモードや、非公開のマインドマップを無制限に作成できる機能を備えています。

特筆ポイント:

  • カラフルな結節円(以下:ノード)と枝(以下:ブランチ)でマインドマップを作成できる。
  • ブランチにコメントや細かなメモを追加できる。Markdown対応。
  • デスクトップからマインドマップに画像をドラッグ&ドロップできる。画像の追加は無制限。
  • Coggleのマインドマップは共同ワークにも向いている。1人で作業しても良し、チームメンバーと作業しても良し。
  • 過去のバージョンを履歴モードでさかのぼれ、誰が、何を、いつ変更したのかを確認できる。
  • チームメンバーにメッセージやメモを残し、リアルタイムでチャットができる
  • PDF、text、PNG、もしくはmind map(.mm)などの形式でマインドマップのダウンロードが可能。


2. MindMaple

対応プラットフォーム:Windows, Mac, iOS

MindMaple』 は、デスクトップアプリおよびiOSアプリで、無料版とプロ版があります。リボン状のインターフェイスは使いやすく作られています。

『MindMaple』には、あらかじめ複数のテーマとテンプレートが搭載されています。画像やクリップアートが使えるので、イメージでものを考える人が好むソフトウェアだと言えるでしょう。マインドマップ上で何か適当にトピックを選んで、クリップアートライブラリを使い、適したグラフィックを追加できます。

『MindMaple』はより大きなプロジェクトを管理する際に役立つ、強力な機能を備えています。複数のマインドマップの情報を1つのドキュメントと照合させることができるのです。トピックの優先順位とスケジュールに沿って、マップ上のトピックを振り返ることができますが、この機能はプロジェクトマネジメントにおいては非常に重要です。

この機能の完成度の高さから、私は強く『MindMapple』を推薦します。プロ版にはPDF出力機能、パスワードセキュリティ、そしてMicrosoft Officeへの高度な出力機能がついています。

特筆ポイント:

  • 関係性、境界線、ハイパーリンク、ファイルを、マインドマップに追加可能。
  • トピックノートや添付ファイルを追加することで、さまざまな追加情報を加えられる。
  • ごちゃごちゃしたマインドマップを、ラベルとブックマークを使うことで、簡素に管理することができる。
  • PowerPoint、Word、Excel、HTML、TXT、image files、XMind filesに、マインドマップを出力可能。
  • FreeMind、MindManagerで作成されたマインドマップのインポートが可能。


3. NovaMind

対応プラットフォーム:クロスプラットフォーム

『NovaMind』はクロスプラットフォーム型のブレインストーミングソフトウェアです。Windows desktop、Windows 8、iPad、Mac OS X、Android、そしてオンライン上のNovaMind Cloudで動作します。有料ソフトウェアですが、無料版もあります。『NovaMind』は基本的なコンセプトを紹介するための、インタラクティブ型のチュートリアルから始まります。チュートリアルの過程で、デモ・マインドマップが作成されます。

このアプリは便利な作図エンジンを搭載しており、それぞれのトピックが、お互いに重複しないようになっているので、素早くマインドマップを描くことができます。このソフトウェア特有の、親しみやすい「ダイアル」部分には、マインドマップに必要なコマンドすべてがそろっています。

ライト版はこのソフトウェアを試しに使ってみたいという場合に便利ですが、ほかのフォーマットに出力したり、保存したりできるオプションがない、という弱点があります。

特筆ポイント:

  • マインドマップは25トピックまでに制限されている。
  • NovaMindドキュメントを、10個までNovaMindクラウド上でオンライン保存可能。
  • ドキュメントを公開できる。無料版では非公開の個人的なグループでのシェアは不可。
  • シンボル、テーマ、画像を使って、マインドマップのデザインをアレンジ可。
  • メモ、外部リンク、図表引き出し線などのコールアウトにも対応。


4. Text2Mindmap

対応プラットフォーム:ウェブ

Text2Mindmap』は、とある要素の1つが、私のお気に入りの理由です。それは、「スピード」です。名前が示しているとおり、このオンラインツールはテキストリスト形式で、自分の思考を落とし込むことができます。それぞれのテキストラインはマインドマップ上でノードになります。TABキーを押すことで現れるリスト上のインデント(空白)は、ノードから出る新たなブランチに変換されます。

『Text2Mindmap』では、この主な特長を無料で味わうことができます。有料版は、Mini (月額5ドル)、 Standard (月額9ドル)、そして Pro (月額11ドル)に分かれており、個人用のアカウントやマインドマップ保存のためのより大きなストレージ容量、広告なしでの印刷機能など、より多彩な機能を獲得することができます。

特筆ポイント:

  • imageファイル、もしくはPDFファイル形式でのダウンロード可能。
  • 専用URLを経由して保存したマインドマップを確認することができる。
  • キーボードのショートカットキーにも対応。


5. Blumind

対応プラットフォーム:Windows

『Blumind』は誰からも愛される3つの要素「パワフルさ」「持ち運びやすさ」「無料」を実現しています。ダウンロード容量は1MB以下です。この軽いツールの中に、ごちゃごちゃした付属機能は搭載されませんでした。しかし、基本的でシンプルなマインドマップ機能はひととおり備えています。

マインドマップから話題が少しそれますが、組織図、論理表、樹形図などを作成するフリーウェアを使うことができます。このソフトウェアはタブ切り替え型のインターフェイスです。『FreeMind』から既存マインドマップをインポートできますし、Excelのスプレッドシートからもインポートできます。

また、『Blumind』にはタイマー機能もあります。ブレインストーミングに時間的制約を設けるときに有効です。もしシンプルで持ち運べるマインドマップを探しているのなら、私は『Blumind』に太鼓判を押します。

特筆ポイント:

  • カラーテーマを複数組み込んでおり、ユーザーのテーマに合わせてカスタマイズできる。
  • 組織図、樹形図、論理表など、さまざまな図表パターンを描くことができる。
  • CSV、PDF、SVG、textなどあらゆる一般的な画像形式を含む、複数のエクスポートフォーマットに対応。
  • メモ、アイコン、進捗バー、そして、見やすさを追求するための付属機能を搭載。
  • キーボードのショートカットキーに対応。
  • 複数言語に対応。


6. Sketchboard

対応プラットフォーム:ウェブ、Chrome

『Sketchboard』は、マインドマッピングのためだけに使うプログラムというよりは、むしろ、共同ワークに向いたホワイトボードアプリです。ホワイトボードアプリは、使いやすいチャットアプリと合わせて、複数人での共同ブレインストーミングをする際には欠かせないツールです。

Slack、Google Drive、HipChat、GitHub、そしてFlowDockなどのチームツールと統合させることもできます。『Sketchboard』のユーザーギャラリーをチェックしてみてください、これらを組み合わせた作業の好事例を見ることができます。

ほかの主要なマインドマップツールと同じように、『Sketchboard』も無料版、有料版を選べます。無料版は5人のユーザーまで同時に使えます。

特筆ポイント:

  • リアルタイムの共同ワークを実現します。無料アカウントは5人まで共同ワークが可能。
  • キャンバスエリアをドラッグすることで、スペースの限界なしの作業ボードを作成することが可能。
  • UML、フリーハンドの絵、マインドマップ、メモ、ロードマップなど、さまざまな形のアイデアをミックスし、ボード上で融合させることができる。
  • チームメンバーとグループワークを行っている最中に、コメントや注釈を残すことができる。
  • SVG、PNG、PDF形式で作成したホワイトボードをダウンロードできる


7. Visual Understanding Environment

対応プラットフォーム:Windows、Mac、OS X、Linux

『Visual Understanding Environment(VUE)』はタフツ大学発のオープンソースプロジェクトです。このソフトウェアの最新版は、今年の10月にリリースされました。このクロスプラットフォームのマインドマッププログラムは指導用、学習用、そして研究用に設計されています。

ですが、思考ニーズに合わせて、目的に合った形で利用することもできます。たとえば、VUEでは複雑なマインドマップも取り扱いやすくなっています。概要ウィンドウは、複雑になりすぎている箇所を概念化して表示するためのものです。

特筆ポイント:

  • 「マップ統合」機能は、複数のマインドマップを、分析用に1枚のマインドマップとして統合できる。
  • 大きな地図の上で、ノードとリンクを検索できる。検索結果はハイライト表示や、非表示、検索フィルターをかけられる。
  • Zoteroコレクションに、VUEのマインドマップの追加が可能。Zoteroとは学術研究を行うための、また別のオープンソースツール。
  • FTPサイト、RSSフィード、そしてGoogleからの外部データに対応。CSVデータセットもインポートできる。TwitterやWikipediaなど、その他複数の外部リソースにも対応。
  • 選択したノードやリンクに暗く影をつける(フェードアウト)機能を使うことで、画面上で視覚効果の高いプレゼンテーションを行うことができる。プレゼンテーションの最中に、ズームアウトやズームインを行うこともできる。
  • VUEファイルはVUEウェブサイトもしくは、ドライブに保存することが可能。フォーマットはHTML、PDF、image形式、RDF、XMLに対応。


8. WiseMapping (Web)

対応プラットフォーム:ウェブ

この無料オンラインアプリは、ログインすることなくマインドマッピングを始めることができます。使い方も簡単で、ものの数分でマスターできます。このマインドマップの描写にはベクター画像とHTML5が使用されているため、現在使われているあらゆるブラウザで動作します。

ログインすることなく使えますが、アカウントがないと1つのマインドマップしか作れません。また、プログラムを閉じてしまうと、作成したマインドマップは保存されません。

特筆ポイント:

  • ドラッグ&ドロップで動作する、使いやすいインターフェイス。
  • どんなウェブサイトやブログにもマインドマップを埋め込むことができる。
  • 友人や同僚と共同ワークができる。
  • ImageファイルやPDF、もしくはFreeMindファイルとしてダウンロードや保存が可能。
  • FreeMindからインポート、およびエクスポートが可能。


マインドマップアプリの効果的な使い方とは?


ソフトウェアを手に取る前に、作業プロセスの中でマインドマップがどのような役割を果たすのかを考えなければなりません。それは、きっと役に立つでしょう。

考えることで、どのツールが自分の仕事にぴったり合っているのか、それを判断するための基準が見えてくるでしょう。もし、皆さんの考えるニーズが幅広く、組織やシステム全体に及ぶような内容なのであれば、『MindMeister』もしくは『MindJet』といった有料版の機能がそろったものが役に立ちます。もし、すでにWindows10を搭載していて、それほど大げさなものは求めてはいないけれども、使いやすいシンプルなものがほしいならば、『M8』を選んでおけば、あとから無駄な手間がかからないでしょう。

覚えておいてください。ソフトウェアや機能の削除というのは、それを選択するときと同じ労力がかかるのです。


8 Free Mind Map Tools & How to Best Use Them|MakeUseOf

Saikat Basu(訳:コニャック
Photo by Shutterstock.

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