おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。 転生従者の悪政改革録読みましたよね?
さてAzure Stackの足音が聞こえてきました。
Microsoft Azure をお客様のデータセンターに
Microsoft Azure Stack は、マイクロソフトのハイパースケールのパブリック クラウドで実証済みのイノベーションを、お客様のデータ センターに展開し、アプリケーション所有者の俊敏性と生産性、IT の柔軟性と管理、および企業資産の保護を提供します。
Azure Stackを使うと、Public CloudのAzureのような機能をPrivate Cloudでも実現できるらしいです。
このAzure Stack Technical Preview(POC)のHW requirementが出てました。
Technical Preview(POC)なので今後変更になる可能性がありますが、気になるのはStorage considerationsです。
・Data disk drive configuration:
全データドライブは同じタイプ(SAS/SATA)・同じ容量でなければいけない。SASドライブの場合、single pathで接続されていなければならない(MPIO, multi-pathのサポートは提供されない)
・HBA configuration options:
1. Simple HBA
2. RAID HBA, Adapterはpass-through modeで構成
3. RAID HBA, AdapterはRAID-0構成(Single Disk)
・Supported bus and media type combinations:
- SATA HDD
- SAS HDD
- RAID HDD
- RAID SSD(*)
- SATA SSD + SATA HDD(3HDD以上)
- SAS SSD + SAS HDD(3HDD以上)
(*) pass-through capabilityを持たないRAID controllerは、media typeを認識できない。そのようなcontrollerはHDDとSSDをUnspecifiedとするので、Azure Stack POCをデプロイできる
どこかで見たような構成だなと思ったのですが、Open Computeで公開されているMicrosoftのサーバデザインでした。
Microsoftのサーバデザインには以下のものが含まれています。
・Open CloudServer OCS Blade:
CPUの載っている0.5U Blade。4HDD + 4SSDをサポート。
・Open Cloud Server JBOD
HDDの載っている0.5U Blade。10HDDをサポート。
このOCS BladeとServer JBODのデザインにあっているように見えます。大規模に展開されているであろうサーバと要件があってそうとなると、期待が高まりますね。Windows Server 2016でサポートされるStorage Space Directなどと合わせてRAID装置なしでクラウドが実現できる時代が来てしまうんでしょうか。
何か面白そうなのでとりあげてみました。
また関連した話題があればお知らせします。(おそらくAzure Stackを試してみたという記事で)
ちなみに、なんでこんな記事を書いているかというと、本当はAzure Stackの前身となるAzure Packの実験環境を作って記事を書こうと思っていましたが書けなくなったからです。
記事を書くのを放置してたら、自動更新onにしてたせい?でソフトウェアのバージョンが合わなくなって?環境が駄目になりました(調査・復旧中ですorz)
みなさんちゃんと実験環境は自動更新offにしたり、snapshotとったりしましょう。
それではみなさま、よいお年をー
12/28 18:00 Supported bus and media type combinationsのところを修正しました。修正後: SAS SSD + SAS HDD(3HDD以上), 修正前: SAS SSD + SATA HDD(3HDD以上)
p.s. 怪盗レッドおもしろいですね。