今年も残りわずか。
そろそろ大掃除をしなければ……と葛藤している御仁も多いはず。
僕もそんな一人、ということで、
年末最後の大仕事をなるべくラクに行うコツがないか、ちょっと考えてみた。
1.チェックリストを作る
なかなか重い腰が上がらない、その理由の一つが、
「どこから手を付けたら良いのか分からない」というもの。
それならば、やるべきことをすべて書き出してリストにしてしまえばいい。
部屋ごとに掃除の手順が書いてあれば、迷うこともない。
ネットを調べれば、掃除のテクニックを紹介しているページが山ほど見つかる。
これらを参考に、できるだけ具体的に掃除の方法を書いておくのだ。
チェックリスト作成は、掃除だけでなくあらゆる作業の手始めにやるといい。
2.すこしずつ掃除する
一度にすべてやってしまおうとするから、面倒に感じるのだ。
今日はお風呂。明日は窓。といった具合に、
一日ごとに掃除する場所を決め、その日はそこだけやる。
そうすれば、精神的な負担はかなり軽減される。
ここで、作成したチェックリストが役立つ。
作業量ごとに掃除する箇所を分け、残りの日数で分割しよう。
3.便利グッズを活用する
雑巾は、どこでも掃除できる古来よりの万能アイテムだ。
しかし、壁やら床やら天井やらめぼしい家具やらといったもののすべてを、
水を固く絞った雑巾でごしごしと拭きまくるのは、かなりの重労働。
場所によってはモノを傷めてしまう可能性もある。
精神修行や肉体鍛錬を兼ねているというのなら別だが、
そうでないなら、巷に数多くある掃除用グッズの活用を強くおすすめする。
こちらもネットを探せば、親切な先人たちが具体的なアイテムを紹介してくれている。
僕のおすすめは、定番の「マイクロファイバーふきん」と「電解アルカリイオン水」の二つ。
雑巾での水拭きをこの二つの組み合わせに切り替えるだけで、驚くほど掃除がラクになる。
100円ショップで売っているものでもそれなりに使えるので、まずは試してほしい。
使ってみたいと思わせるグッズは、掃除へのモチベーションを高めるのに役立つ。
買ったその日に、勢いにまかせてすぐ使ってみるのがいいだろう。
4.代行サービスを利用する
僧侶も東奔西走する年の瀬。
当方、清掃するヒマなし、という御仁は、思い切って掃除代行を頼むのはどうだろう。
最近では、ハウスクリーニング業者も増えてきて、
当然のようにネット経由で見積もりや発注ができる。
有名どころは、ダスキンやカジタクあたりだろうか。
いまからでは、今年中の予約が難しいので、
手間が掛かりそうなエアコンやレンジフードだけ残して、
年明けにやってもらうのもいいだろう。
部屋と、ついでに財布の中身もすこし、すっきり。
これまでにないほどの断捨離気分を味わえるかもしれない。
これら4つの方法は、言わば対処療法的な施策。
そこで以下に、大掃除をラクにするために日頃からできる予防的対策もあげておく。
5.毎日の掃除を習慣化する
「すこしずつ掃除する」を、さらに365日に分ければ、ずっと大掃除がラクになる。
毎日の汚れを一年分溜めるから、大掃除が大変な作業になるのだ。
まずは毎朝、目覚めてすぐの床掃除からはじめてみよう。
フローリングならフロアモップ、カーペットならコロコロを毎日さっとかけるだけでいい。
「一日でこんなに埃が出るものなのか」と驚くことだろう。
余裕が出てくれば、トイレ掃除もルーティンに含めると風水的にも良い。
そうやって「プチ掃除」を習慣化していければ、健やかな一年を過ごせるはずだ。
毎日掃除していれば、汚れも溜まりにくい。結果、プチ掃除そのものもラクになる。
一日を掃除からはじめることで、掃除自体の効果以上に、
爽やかな気分でその日をはじめることができる。
小さな達成感ともに、毎日を明るくスタートしよう。
6.ミニマルに暮らす
モノが少なければ、片づけの手間もかからないし、掃除もしやすい。
ルンバが縦横無尽に駆け回れる床は、羨望の的だ。
ミニマリストたちのブログを見るたび、「いいなぁ」と思いつつも、
なかなか実践できない……そんな声が聞こえる。
「掃除が面倒だから、掃除しなくてもいい部屋をつくる」
こんな後ろ向きな動機からでもいい。
自分なりのミニマルな暮らしに向けて、小さな一歩を踏み出してみたい。
これ以上考えていると、
書いているヒマがあったらさっさと行動したほうがいい、という
身もフタもない結論に達しそうなので、この辺で。
とりあえず散らかったデスクまわりを片づけるべく、
パソコンの電源を落とそうと思う。