こんにちは、みんなのごはん編集部です。
2015年は、静岡県の記事をたくさん取り上げました。近いところでは熱海・伊豆から、遠いところでは浜松まで。料理のラインナップも伊豆のわさび丼から、様々な海の恵み、そして餃子の聖地浜松の「浜松餃子」まで、東西に長い静岡県らしくバラエティに富んだ顔ぶれです。
では駆け足でご紹介したいと思います。年末年始に、東海道新幹線や東名高速を途中下車したくなるくらい魅力的なお店と料理をご覧ください!
最初に伊豆地方です。
【伊豆】『孤独のグルメ』でゴローさんがおかわりした伝説の一杯、伊豆かどやの「わさび丼」
松重豊さん主演の超人気ドラマ『孤独のグルメ』のSeason3(2013年)で話題になった「わさび丼」の伊豆での実食レポートがこちらです。ご飯の上にかつお節、そこに生わさびをおろして、醤油をかけるだけ。伊豆の綺麗な水で育まれたわさびだからこそできる料理ですね!チューブわさびでの代用はもう過去の思い出です。少し足を伸ばして、本物を召し上がってはいかがでしょうか。
次は西部の浜松です。静岡の中で一番愛知側です!
【浜松】オススメ店はこれだ!【地元民厳選】浜松餃子の激ウマ店全攻略マップ
日本全国で様々なスタイルで愛されている国民食の一つ、餃子ですが、やはり浜松餃子は宇都宮のそれと並ぶ存在ではないでしょうか?浜松市内にはなんと300を超える餃子店があるそうです。こちらの記事では大量の餃子店から地元民が厳選。「駅近」で「営業時間も安定」、つまり「初めての方でも入りやすい」お店にこだわったラインナップでお届け。名古屋入りする前に、ちょっと途中下車するのも良さそうです。
東部・伊豆地方に戻ります。熱海は神奈川県と隣接し、静岡の東端です。
【熱海】徒歩10分圏内に名物が集結!熱海駅前の絶品グルメ食べ歩きマップ
静岡県の東端である熱海は、ご存知の通り日本を代表する有名な温泉地ですが、その熱海のお楽しみと言えば何と言っても「熱海駅前の食べ歩き」です。熱海駅前から海に向かって下る坂に伸びる通りにある商店街には、温泉まんじゅう、魚のすり身彩り揚げ、シイタケを使ったぼっちゃん揚げ、温泉たまごなど、いろいろなお店が食べ歩き用のグルメが用意されています。東京からも気軽に行ける距離感が嬉しいですね。
続いては伊豆半島の少し西側、富士山のふもとの富士市のご当地グルメ!
【富士市】メチャ旨の噂はガチだった!静岡ご当地グルメ「富士つけナポリタン」の聖地と都内つけナポ提供店
「つけナポリタン」をご存知でしょうか。都内ではなかなか食べられるところは少ないのですが、発祥の地である静岡県富士市の「吉原商店街」では実に40店を超える店舗でつけナポリタンが提供されているとか。トマトソース+鶏ガラスープに、麺をつけていただくのですが、店によって麺は様々。そして、いわゆる「ナポリタン」の味は全くしないそうです。「富士宮焼きそば」にも負けない、「富士つけナポリタン」、都内でお店を探すより、富士市に行った方が早いかもしれません!?
続いては静岡の真ん中、中部地区が続きます。
【由比漁港(静岡市)】これが海の宝石「桜えび」か!漁港の直営店で味わう桜えび尽くしがとてつもなく旨かった
静岡市清水区の由比漁港は、日本でわずか2つしかない「桜えびが水揚げされる漁港」のうちの1つ。日本の食文化の様々なシーンに登場する「桜えび」ですが、水深200~300mという深海に生息し、なんと駿河湾でしか水揚げされないという希少な海老なんだそうです。由比漁港が直営する桜えび専門食堂「浜のかきあげや」は、混雑時はゆうに100人を超える行列ができる人気店。ぜひ、本場で桜えびを味わってみてください。
続いても中部です。
【用宗港(静岡市)】鮮度MAXで感動!静岡の漁港で食べられる生しらす丼が激ウマだった
続いては静岡市の西端である駿河区にある用宗港で獲れる「しらす」です。なんと全国トップクラスの水揚げ量を誇る静岡県のしらすですが、その10%をここ用宗港が占めるのだとか。獲れたてのしらすが港に集まり、そこですぐに釜揚げされるのですから、鮮度抜群。漁協直営の「どんぶりハウス」でいただく「生しらす丼」と「釜揚げしらす丼」は、最高の贅沢かもしれませんね。
中部の漁港が続きます。
【焼津】ワイルドすぎるぜ!ド迫力の焼津名物「まぐろのカブト焼き」を堪能してきた
魚の王様といえばマグロですが、静岡県の中央に位置する焼津市では、そのマグロをしっぽから頭まで食べ尽くせるお店があります。焼津港は、銚子港に次いで、水揚げ量全国2位を誇る漁港。なかでもメインはカツオとマグロですので新鮮なマグロが続々と集まってきます。地元猟師さんからも絶品と称される「黒潮」さんでいただける新鮮なマグロ料理は刺身に始まり、しっぽステーキ、へそ煮込み、カブト焼きまで驚きの連続。まぐろ三昧をたっぷりと楽しめます。
中部・志太地方の「朝ラー」です。
【藤枝】朝からラーメン2杯!静岡県藤枝市の奇妙な食文化「朝ラー」地元民が愛する名店まとめ
朝からラーメンを食べる、いわゆる「朝ラー」が文化として根付いているのが、藤枝市を中心に焼津市・島田市といった「志太地域」。戦前からの文化だそうです。朝ラーを提供する店舗は、朝7~8時に開店し、昼過ぎには閉店。本当に「朝だけ食べラーメン」なのです。これは静岡がお茶の生産どころだったことに理由があり、お茶の取引の時間帯に合わせてラーメン屋さんの営業時間が早くなっていったからだそうです。いろいろと奥が深そうな藤枝の朝ラー。郷に入りては郷に従えで楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後にお土産にもよさそうな「わさび」ネタを2件ご紹介。伊豆地方に戻ります!
【三島】わさび入りソフトクリームも!伊豆の至宝「わさび」を全身で体験できる「三島わさび工場」がガチだった
さて、最初の記事で紹介した『孤独のグルメ』のわさび丼にもあった通り、伊豆の名産やお土産といったら何と言っても「わさび」です。山本食品の三島わさび工場では、工場体験はもちろん、わさび漬けにはじまり、わさびいなり、ソフトクリーム、わさびフランク、わさびラムネといった特製のわさびグルメを堪能できます。わさびマヨやわさびあひージョはお土産に良さそう!
【伊豆】まさに「ラスクづくしの道の駅」!東京ラスク伊豆工場で一休みしませんか?
「ラスク」と言えばなんと言っても有名なのが、群馬の「ガトーフェスタハラダ」の「グーテ・デ・ロワ」ですが、東京土産と言えば「東京ラスク」。この東京ラスクの伊豆工場と直営ショップを見学した記事がこちら。いちごミルク味ラスクや、伊豆限定のわさび味ラスクなど、道の駅感覚でドライブ途中に一休みして、お土産買うのにはぴったりですね!
いかがでしたでしょうか。東西に広い静岡県、いろんな推しグルメが混在しており、これはぜひとも時間をかけて寄ってみたいお店がたっぷり。レストランで食べるもよし、お土産に買って帰るもよし。東京も名古屋も大阪も、静岡は意外と近いですよ。ぜひ静岡グルメをお楽しみください!