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福島第一原発 原子炉建屋内にキツネ侵入か
12月28日 19時18分

福島第一原発 原子炉建屋内にキツネ侵入か
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東京電力福島第一原子力発電所で、2号機の原子炉がある建屋内にキツネのような動物が入り込んでいるのが監視カメラで捉えられ、東京電力は、動物の侵入を防ぐ対策を急ぐことにしています。
東京電力によりますと、今月21日、福島第一原発2号機の原子炉建屋内に取り付けた監視カメラでキツネのような動物が通り過ぎる様子が捉えられました。体長は1メートル30センチ程度とみられ、7、8分程度歩き回ったあと姿を消したということです。
この現場には原子炉を取り囲む「格納容器」と呼ばれる設備につながる配管があり、毎時1シーベルトから10シーベルトと極めて放射線量が高いということです。また、ここでは来年2月以降、原子炉の真下にロボットを投入する作業が行われる予定ですが、キツネが原因とみられるトラブルは起きていないということです。
2号機の原子炉建屋は事故後も壊れたままの扉や、ケーブルなどを通すための隙間などがありますが、どこからやってきたかや、今も建屋内にいるかなど詳しいことは分かっていません。
福島第一原発では、おととし、配電盤などにネズミが入り込んで配線がショートし、使用済み燃料プールの冷却が一時的に停止するトラブルが起きていて、東京電力は今後、動物が入り込まないように対策を急ぐことにしています。

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