ニュース詳細
サンパウロの日本館 日本の宮大工が修復12月28日 13時14分
k10010355191_201512281308_201512281314.mp4
ブラジルのサンパウロにある日本文化を紹介するための木造の施設が老朽化したことから、日本とブラジルの外交関係樹立120周年に合わせて、日本の宮大工の手で修復が行われました。
修復されたのは、サンパウロ中心部のイビラプエラ公園にある数寄屋造りの木造建築「日本館」です。日本館は1954年にブラジルの日系社会などがサンパウロ市に寄贈したもので、市の文化財に指定され、日本文化を紹介するための展示施設として使われています。
しかし、築60年を超えて老朽化が進んでいることから、日本とブラジルの外交関係樹立120周年に当たることし、修復が行われることになり、岐阜県の工務店から6人の宮大工が訪れました。そして、11月下旬からおよそ1か月間、日本から運び込んだ杉やひのきの資材を使って、腐食が進んだ建物の土台や、はりを補強するなどの作業を行いました。このうち害虫の被害を受けた柱の表面の修復には「にしきごい」をかたどった木片が埋め込まれるなど、職人ならではの細工も施されました。
修復を行った工務店の中島紀于社長は「今回の修復で100年はもつと思います。ぜひこの『日本館』で、ブラジルの人たちに日本文化を知ってもらいたい」と話していました。
しかし、築60年を超えて老朽化が進んでいることから、日本とブラジルの外交関係樹立120周年に当たることし、修復が行われることになり、岐阜県の工務店から6人の宮大工が訪れました。そして、11月下旬からおよそ1か月間、日本から運び込んだ杉やひのきの資材を使って、腐食が進んだ建物の土台や、はりを補強するなどの作業を行いました。このうち害虫の被害を受けた柱の表面の修復には「にしきごい」をかたどった木片が埋め込まれるなど、職人ならではの細工も施されました。
修復を行った工務店の中島紀于社長は「今回の修復で100年はもつと思います。ぜひこの『日本館』で、ブラジルの人たちに日本文化を知ってもらいたい」と話していました。