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東京都の公園や美術館でWiーFiサービス
12月25日 4時53分

東京都の公園や美術館でWiーFiサービス
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5年後のオリンピック・パラリンピックに向けて、外国人旅行者が手軽に観光情報などを得られるよう、東京都はインターネットに無料で接続できる「Wi-Fi」のサービスを、25日から都立の公園や美術館など35の施設でスタートさせます。
去年、観光やビジネスなどを目的に東京を訪れた外国人旅行者はおよそ887万人で、東京都はオリンピック・パラリンピックが開かれる2020年までに、1500万人にまで増やすことを目指しています。
このため都は、外国人旅行者の受け入れ環境を整備しようと、スマートフォンやタブレット端末で手軽に観光情報などが得られるよう、25日から観光客が多く訪れる都の施設や公園などで、インターネットに無料で接続できるWi-Fiのサービスをスタートさせます。
都庁舎をはじめ、東京都美術館や上野動物園、それに代々木公園や日比谷公園など合わせて35の施設の案内所などで利用が可能になり、一度登録をすればどの施設でも使えます。
さらに、東京都は利用可能な範囲を施設内だけでなく、屋外にも広げていくため、2018年度までに、オリンピックの競技場周辺のほか、浅草や渋谷、秋葉原など10の地域を対象に、路上の観光案内標識やその周辺にWi-Fiのアンテナを600基程度設置する計画で、区や市に対して設置費用などを補助することにしています。

Wi-Fi整備の現状と今後

観光情報などを手軽に得ることができる無料のインターネット環境の整備については、外国人旅行者が旅行地を評価する際の大きなポイントになっています。自治体や企業は無料のWi-Fiを、駅や空港をはじめ飲食店や商業施設などで整備を進めていて、外国人旅行者が海外から持参した端末でも登録すれば利用が可能ですが、利用できる範囲は施設内が中心となっています。
去年、東京を訪れた外国人旅行者を対象に都が調査したところ、合わせて76.7%が「満足」または「ほぼ満足」と答えていますが、東京都は5年後のオリンピック・パラリンピックに向けて、満足度を90%に上げたいとしています。このため、都は屋外でもWi-Fiを利用できるように、オリンピックの競技会場周辺のほか、浅草や渋谷、秋葉原など多くの外国人旅行者が訪れる10の地域を重点整備エリアに定めて、路上の観光案内標識やその周辺にWi-Fiの整備を進めることにしています。2018年度までに合わせて600基程度のアンテナを設置し旅行者がいつでもWi-Fiを利用できるような環境を目指しています。
さらに25日から始まるサービスの利用状況のデータを参考に、外国人旅行者の行動分析などを進めて、新たな観光ルートを検討するなど観光施策に生かしていくことにしています。

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