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民主・岡田氏 野党候補者一本化への批判に反論12月24日 18時10分
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民主党の岡田代表は記者会見で、来年夏の参議院選挙で民主党が安倍政権に批判的な野党側の候補者の一本化を検討していることに、自民党などから批判の声が出ていることについて、「自民党と公明党は考え方が違うのに1つの政権を構成している」などと反論しました。
来年夏の参議院選挙を巡っては、民主党が定員が1人の「1人区」を中心に、安倍政権に批判的な野党側の候補者の一本化を検討しているのに対し、自民党の幹部からは「究極の談合選挙だ」といった批判の声が出ています。
これについて民主党の岡田代表は、「何を言っているか分からない。自民党と公明党は考え方がだいぶ違うと思うが、1つの政権を構成している。選挙で協力することとは、次元の違うことだ」と述べ、反論しました。
また、岡田氏は、参議院選挙の熊本選挙区で民主党など野党が無所属の候補者を連携して支援する方針を確認したことについて、「市民がそれぞれの違いを超えて候補者を立てることになったのが今回の熊本だ。新しい民主主義の息吹や胎動が具体的な形で結実しつつあると思っており、非常に新しいすばらしい流れだ」と述べ、こうした動きが各地で広がることに期待感を示しました。
これについて民主党の岡田代表は、「何を言っているか分からない。自民党と公明党は考え方がだいぶ違うと思うが、1つの政権を構成している。選挙で協力することとは、次元の違うことだ」と述べ、反論しました。
また、岡田氏は、参議院選挙の熊本選挙区で民主党など野党が無所属の候補者を連携して支援する方針を確認したことについて、「市民がそれぞれの違いを超えて候補者を立てることになったのが今回の熊本だ。新しい民主主義の息吹や胎動が具体的な形で結実しつつあると思っており、非常に新しいすばらしい流れだ」と述べ、こうした動きが各地で広がることに期待感を示しました。
公明党 山口代表「本当の信頼得られず」
公明党の山口代表は記者会見で、来年夏の参議院選挙で民主党などが自民・公明両党に対抗するため、野党側の候補者の一本化を検討していることについて、「基本的な政策で足並みがそろってこそ国民の信頼に応えられるが、安全保障政策や消費税の捉え方など、大きな政策の考え方で違うところが多々ある」と指摘しました。
そのうえで山口氏は、「単に候補者を一本化するといっても、本籍地がどこか分からない政治家像では、本当の信頼は得られない」と述べ、野党側をけん制しました。
そのうえで山口氏は、「単に候補者を一本化するといっても、本籍地がどこか分からない政治家像では、本当の信頼は得られない」と述べ、野党側をけん制しました。
おおさか維新の会 松井代表 「まったく理解できない」
おおさか維新の会の代表を務める大阪府の松井知事は記者会見で、来年夏の参議院選挙で民主党などが野党側の候補者の一本化を検討していることについて、「まったく理解できない。選挙は有権者が政策を選択する機会だというのに、野党連合でどんな政策を訴えるというのか。安保法制の白紙撤回だけが参議院選挙のテーマなのか。野合、談合、選挙互助会であり、自分たちの議席を増やそうというだけだ」と述べ、批判しました。
一方、松井氏は、記者団が「自民党とどのように対じするのか」と質問したのに対し、「自民党にできないのは、選挙制度の改革と霞ヶ関の改革だ。政治家や公務員の身を切る改革で、歳出削減を目指すことを訴えていけば、自民党支持者の中にも、おおさか維新を支持しようという人が増えていくと思う」と述べました。
一方、松井氏は、記者団が「自民党とどのように対じするのか」と質問したのに対し、「自民党にできないのは、選挙制度の改革と霞ヶ関の改革だ。政治家や公務員の身を切る改革で、歳出削減を目指すことを訴えていけば、自民党支持者の中にも、おおさか維新を支持しようという人が増えていくと思う」と述べました。