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「核のゴミ」処分場有望地域 来年中の公表目指す
12月18日 16時26分

原子力発電所から出るいわゆる「核のゴミ」の処分場の選定を巡り、政府は、処分場の候補地として科学的に適した地域を地図上に色分けして公表する時期について、来年中を目指す方針を決めました。
原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」は、地下300メートルより深い地層に埋められる計画で、政府は、地質などの科学的な観点から処分場の候補地に適した地域を示したうえで、自治体に調査への協力を申し入れるとした基本方針を、ことし5月、閣議決定しています。
18日、関係閣僚による会議が開かれ、処分場の候補地として有望な地域を色分けした日本地図を来年中に公表することを目指す方針を決めました。
経済産業省はこれまで「スケジュールありきで拙速には進めない」として公表時期を明らかにしてきませんでしたが、有望な地域の条件に関する専門家の検討が進むなどしてきたため、時期を示すことにしたということです。
これまでの検討では、候補地の「適性の低い地域」と「適性のある地域」、それに「より適性の高い地域」の3つに色分けされる見通しです。
また会議では、今後も処分の必要性や安全性への理解を広げるためのシンポジウムなどの活動を並行して続けるとともに、一連の取り組みへの信頼を高めるため、原子力委員会に専門部会などを設け、評価を受けることも決めました。

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