トップページ国際ニュース一覧北京 大気汚染悪化で再び「赤色警報」車の走行など制限へ
ニュース詳細

北京 大気汚染悪化で再び「赤色警報」車の走行など制限へ
12月18日 13時25分

中国の北京市は大気汚染が再び悪化するとみられることから今月上旬に続いて、18日、最も深刻だとする「赤色警報」を出し、19日から4日間、車の走行や工場の操業などを大幅に制限し、市民には防護措置を取るよう呼びかけています。
中国の環境保護省によりますと、北京とその周辺では18日夜から風が弱まり、空気が滞留しやすい状態になることなどから、大気汚染が再び悪化するとみられ、北京市は18日朝、4段階ある大気汚染の警報のうち最も深刻な「赤色警報」を出しました。北京で「赤色警報」が出されたのは、今月7日に続いて2回目です。
今回の警報で北京市は、19日朝7時から今月22日の深夜まで4日間にわたって、市内を走行する一般の車両の数を制限したり、工場の操業を停止、または大幅に制限したりするなどの措置を取ります。
さらに小中学校や幼稚園に対しては休校にするよう勧告するとともに、市民にはできるだけ外出を控え、マスクを着用するなどの防護措置を取るよう呼びかけています。
北京では18日朝までの24時間の大気汚染物質PM2.5の濃度は1立方メートル当たり67マイクログラムと、中国の環境基準の範囲内に収まっています。しかし、大気汚染は今月上旬に「赤色警報」が出されたときよりも深刻になるとみられ、市民の間では不安が広がっています。

関連ニュース

k10010344981000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ