トップページ社会ニュース一覧高齢者働きやすく シルバー人材センターの機能強化へ
ニュース詳細

高齢者働きやすく シルバー人材センターの機能強化へ
12月18日 14時12分

厚生労働省は高齢者が働きやすい環境を作るため、高齢者に仕事を紹介する「シルバー人材センター」の機能を強化することなどを決めました。
18日に開かれた厚生労働省の審議会では、高齢者の雇用対策について報告書を取りまとめました。それによりますと、65歳以上の高齢者で働いている人が増えるなか、高齢者がより働きやすい環境を作る必要があるとして、全国にある「シルバー人材センター」の機能を強化するとしています。
シルバー人材センターでは、登録した高齢者に清掃や駐車場の管理など比較的負担の軽い仕事を紹介していますが、民間企業との競合を避けるため、働ける時間をおおむね週20時間に制限しています。報告書では、高齢者が直接雇用される従業員や派遣労働者として働く場合は、働ける時間を週40時間にまで緩和するとしています。また、自治体などの関係機関が連携して高齢者の就労を支援する地域の拠点を設置するほか、高齢者を数多く雇用する企業を対象にした新たな助成金を設けることも盛り込まれました。
厚生労働省は法律の改正案を来年の通常国会に提出し、報告書に沿った高齢者の雇用対策を来年度から進めたいとしています。

関連ニュース

k10010345191000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ