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高浜原発3号機 規制委員会の設備検査終了12月17日 22時11分
関西電力が再稼働を目指す高浜原子力発電所3号機では、原子炉に燃料を入れる前に必要な原子力規制委員会の設備の検査が17日に終わりましたが、裁判所から再稼働を認めない仮処分の決定を受けているうえ、福井県の同意も得られておらず、関西電力の計画どおり今月下旬に燃料を入れる作業を行えるかは見通せない状況です。
関西電力は、高浜原発3号機と4号機の再稼働に向け、原子力規制委員会の検査を受けています。
このうち3号機では、原子炉に燃料を入れる前に必要な重大事故対策の設備などの検査が17日午後終わり、原子炉に燃料を入れることができる段階になったということです。
ただ、高浜原発3号機と4号機を巡っては、福井地方裁判所が再稼働を認めない仮処分を決定し、これが覆らないかぎり再稼働できず、関西電力の異議申し立てに対する判断が今月24日に示されることになっています。
また、福井県の西川知事は、原子炉に燃料を入れる前に地元の同意が必要だという見解を示していますが、まだ同意していません。
関西電力は、3号機について今月下旬に原子炉に燃料を入れ、来年1月下旬に再稼働させる計画を示していますが、計画どおり作業を進められるかは見通せない状況です。
このうち3号機では、原子炉に燃料を入れる前に必要な重大事故対策の設備などの検査が17日午後終わり、原子炉に燃料を入れることができる段階になったということです。
ただ、高浜原発3号機と4号機を巡っては、福井地方裁判所が再稼働を認めない仮処分を決定し、これが覆らないかぎり再稼働できず、関西電力の異議申し立てに対する判断が今月24日に示されることになっています。
また、福井県の西川知事は、原子炉に燃料を入れる前に地元の同意が必要だという見解を示していますが、まだ同意していません。
関西電力は、3号機について今月下旬に原子炉に燃料を入れ、来年1月下旬に再稼働させる計画を示していますが、計画どおり作業を進められるかは見通せない状況です。
福井県議会は同意を決議
関西電力が再稼働を目指す高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井県議会は17日、再稼働に同意することを決議し、今後は福井県の西川知事の判断が焦点になります。
高浜原発3号機と4号機について、関西電力は立地自治体の高浜町と福井県に再稼働への同意を求めていて、高浜町長は今月3日、町として同意することを表明しています。
17日は福井県議会の本会議で再稼働に同意する決議案が提出され、一部の会派の議員から「広域の避難計画などに不備が指摘されており、現時点では判断できない」といった意見などが出されましたが、採決の結果、賛成多数で可決されました。
県議会の決議を受けて、今後は西川知事の県としての判断が焦点になります。西川知事は「福井県は再稼働だけではなく、廃炉や40年を超える原発の運転延長、もんじゅなどすべての問題に関係しており、政府がこの問題にどう取り組んでいくのか考えを示すことが大事だ」と述べ、再稼働の判断は、県の専門委員会の最終的な意見や、国の考えを確認したうえで行う考えを示しました。
高浜原発3号機と4号機について、関西電力は立地自治体の高浜町と福井県に再稼働への同意を求めていて、高浜町長は今月3日、町として同意することを表明しています。
17日は福井県議会の本会議で再稼働に同意する決議案が提出され、一部の会派の議員から「広域の避難計画などに不備が指摘されており、現時点では判断できない」といった意見などが出されましたが、採決の結果、賛成多数で可決されました。
県議会の決議を受けて、今後は西川知事の県としての判断が焦点になります。西川知事は「福井県は再稼働だけではなく、廃炉や40年を超える原発の運転延長、もんじゅなどすべての問題に関係しており、政府がこの問題にどう取り組んでいくのか考えを示すことが大事だ」と述べ、再稼働の判断は、県の専門委員会の最終的な意見や、国の考えを確認したうえで行う考えを示しました。