野球:FA宣言の金賢洙、日本なら5億円? 米国なら4億円? 

韓米日の「契約方程式」から予想
李大浩より打率高い金賢洙、日本の名門チーム5億円提示説
日本で助っ人最高待遇の可能性も
米オリオールズ、朴炳鎬並みの条件検討
韓国に残れば4年で10億円超?

 米メリーランド州の現地紙ボルチモア・サンは15日(韓国時間)、「ボルチモア・オリオールズは金賢洙に2年契約で年平均300万-400万ドル(約3億6500万-4億8700万円)を提示した」と報道した。年平均350万ドル(約4億2600万円)とすれば、大リーグ進出にこのほど成功した朴炳鎬(パク・ピョンホ、29)=ミネソタ・ツインズ=の契約条件(5年で最大1800万ドル=約22億円)とほぼ同じだ。FA資格を持つ金賢洙は朴炳鎬とは違い、球団に渡す移籍金にあたる入札費用もかからない。オリオールズのダン・デュケットGMが「左打者の外野手」を探していたことも同紙の報道を裏付けている。

 金賢洙が韓国に残ったら待遇はどうなるだろうか。次のFA資格を得るまでにかかる4年を基準とするなら、史上初の100億ウォン(約10億円)突破も確実だというのが球界の大半の見方だ。契約金と年俸を合わせて年平均30億ウォン(約3億円)前後まではね上がるといううわさもある。金賢洙は、サムスン・ライオンズを離れてNCダイノスと4年・最大96億ウォン(約10億円)で契約した朴錫ミン(パク・ソクミン、30)よりも若いというメリットもある。

 斗山は正式に「金賢洙の残留」を望んでいるが、それでも負担はある。金賢洙を獲得するには大金を投資しなければならないからだ。海外の球団に入ってから斗山に戻って来ても同じだ。本拠地のスター選手である金賢洙を手放せば、ファンから激しい非難を浴びざるを得ない。球界関係者の間ではこのところ、「斗山は内心、金賢洙に海外球団に入団してそのまま引退してほしいと思っているだろう」という話まで飛び交っている。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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