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ロンドンに建設中、「新品」地下鉄トンネル:画像ギャラリー

ロンドンの中心部では現在、全長約42kmに及ぶ地下鉄用トンネルがつくられている。掘削は終了しており、通気孔、電気系統、信号装置、通信システム、レールなどの設備を設置する段階となっている。

 
 
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PHOTOGRAPHS AND VIDEO COURTESY OF CROSSRAIL PROJECT
TEXT BY JORDAN CRUCCHIOLA
TRANSLATION BY TOMOKO MUKAI, HIROKO GOHARA/GALILEO

WIRED NEWS(US)

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    1/9最初に、コンクリート敷設のための列車が運び込まれた。

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    2/9新しいレール・スラブ(荷重を支える構造床)の80パーセントの部分にコンクリートを打つ。残りの20パーセントには、騒音や振動を緩和するために、さまざまな設計が採用される。

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    3/94台のローリング・ガントリー(回転式構台)が運び込まれてから、70,000本以上の枕木が置かれ、約56kmの距離にレールが敷設される。

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    5/92本のドリルを搭載したドリリング・リグで、トンネルの内面に250,000個もの穴を開ける。ケーブル、通路、消火用配管などのための穴を開けるのだ。

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    6/9

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    7/9ロンドンの中心部では、2009年以来、全長約42kmに及ぶ地下鉄用トンネルがつくられている。

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    8/9建設途中では、17世紀の集団墓地も発見された。

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    9/9総額280億ドルのクロスレール・システムは、2017年に開通する予定だ。

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最初に、コンクリート敷設のための列車が運び込まれた。

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新しいレール・スラブ(荷重を支える構造床)の80パーセントの部分にコンクリートを打つ。残りの20パーセントには、騒音や振動を緩和するために、さまざまな設計が採用される。

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4台のローリング・ガントリー(回転式構台)が運び込まれてから、70,000本以上の枕木が置かれ、約56kmの距離にレールが敷設される。

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2本のドリルを搭載したドリリング・リグで、トンネルの内面に250,000個もの穴を開ける。ケーブル、通路、消火用配管などのための穴を開けるのだ。

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ロンドンの中心部では、2009年以来、全長約42kmに及ぶ地下鉄用トンネルがつくられている。

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建設途中では、17世紀の集団墓地も発見された。

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総額280億ドルのクロスレール・システムは、2017年に開通する予定だ。

南東イングランドでは現在、大規模な鉄道路線「クロスレール」の建設が進んでいる。総延長は118kmで、ロンドンの中心部を通り抜ける年間2億人以上の乗客たちを運ぶ路線だ。

ロンドンの中心部では、2009年以来、全長約42kmに及ぶ地下鉄用トンネルがつくられている。

トンネルの掘削工事には、重量約1,000トンの土木工事用ドリルが使われた。掘削工事は完了したが、このドリルは大きすぎてそのままの状態ではトンネルから出せないため、引き出す前に解体しなくてはならない。

今後は、必要なすべての設備を線路に設置する段階になる。それらの設備とは、通気孔、電気系統、信号装置、通信システム、そしてもちろん、レールだ。

レール敷設のために、作業員たちはまず全長457mの列車を運びこみ、新しいレール・スラブ(荷重を支える構造床)の80パーセントの部分にコンクリートを打つ。残りの20パーセントには、騒音や振動を緩和するために、さまざまな設計が採用される。

その後、4台のローリング・ガントリー(回転式構台)が運び込まれてから、7万本以上の枕木が置かれ、全部で約56kmの距離にレールが敷設される。

その次には、2本のドリルを搭載したドリリング・リグで、トンネルの内面に25万個もの穴を開けることになる。ケーブル、通路、消火用配管などのための穴を開けるのだ。そして2つ目の機械が、列車に電力を送るオーヴァーヘッド電線のための穴を開ける。

総額280億ドルのクロスレール・システムは、17年に開通する予定だ。列車のドアは、3人が一度に通り抜けられる大きさとなり、乗客は冷暖房の効いた車内で、無料Wi-Fiや4Gネットワークを利用できるようになる。

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