ここから本文です

「弁護士局部切断」事件~その生々しすぎる冒頭陳述を全文掲載する 戦慄のチン事件の真相

現代ビジネス 12月16日(水)11時1分配信

 妻の不倫に激怒した大学院生が、その相手の弁護士の男性器を切り取ったという戦慄のチン事件。不倫カップルのメールのやりとり、肉体関係、そして夫の怒りと暴走……。その全貌が明らかになった。

まず事務所でSEX

 国際弁護士が陰茎を切り取られ、不倫相手・Aさんの夫がその犯人だったという悲劇。その詳細はまさに驚くべきものだ。

 〈カラオケボックスで、Aが被害者(弁護士)の目前でセーラー服のコスプレ衣装に着替えるなどしてカラオケに興じ、その際、Aをホテルに誘うと、嫌がる素振りなく応じたため、2人でラブホテルに入り、性交した〉

 〈Aは、嫌がる素振りを見せず、被害者の陰茎を口淫した〉(丸カッコ内は本誌註、以下同)

 こんな調子で、生々しく不倫の様子が書き連ねられている。今年8月13日、元ボクサーで慶応大法科大学院生の小番一騎被告(25歳)が、妻・Aさん(26歳)の不倫相手である弁護士のW氏(42歳)を殴り倒し、枝切りバサミで陰茎を切り取った、「あの事件」の冒頭陳述(冒陳)である。

 これまで、事件に至る経過や3人の関係は明らかになっていなかったが、11月26日、東京地裁で行われた第2回公判で冒陳が読み上げられた。

 犯行時の状況も詳細に報告され、臨場感にあふれている。

 〈(小番被告は)「とりあえず、5・6発ぶっとばしていいですか?」「僕は別に積み上げてきたものとかないので。」と述べた上、被害者の顎や右頬に向けて、脚を踏み込んで、左右の拳骨で数回殴打すると、被害者が仰向けに倒れた。被告人は、引き続き、はさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した〉

 〈(被告は)錯乱した被害者が「あれ、ここどこ。」、「何で血出てるの。」などと言っていたのに対し、「切ったんです。」、「あなたがAを強姦したからですよ。」、「少なくとも姦淫はしたでしょ。」などと告げて、笑い声を上げるなどした〉

 冒陳で明かされたのは、人妻に手を出してしまったW氏、真面目で思い込みの強い小番被告、自分の体面を守るため嘘をついたAさん、それぞれの思惑が絡み合い、「チン切り」という悲劇が起きるまでのすべてだ。

 事件の発端となる、AさんとW氏の出会いは'14年の5月。現在の事務所に移籍したばかりのW氏が、何人かを面接した中から、Aさんを専属事務員として採用した。

 「Aさんはエリート銀行員の娘。お兄さんが脳神経外科医、お姉さんが早稲田大の院生という家庭です。本人も弁護士を目指してよく働いていたようです。小動物系のかわいい顔をしています。小番さんとは3年前に結婚し、夫婦仲は良かったそうです」(Aさんの知人)

 そんなAさんがW氏と初めて肉体関係を持ったのは出会って7ヵ月、'14年末のことだった。弁護士事務所が年末休みに入った日だったという。

 〈(W氏は)12月29日昼頃、Aと共に、東京都港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めてAと性交した。Aは、嫌がる様子を見せなかった〉

 年が明けると、二人の関係はさらに進展する。

1/3ページ

最終更新:12月17日(木)3時6分

現代ビジネス

記事提供社からのご案内(外部サイト)

「現代ビジネスプレミアム倶楽部」

講談社『現代ビジネス』

月額1000円(税抜)

現代ビジネスの有料会員サービスです。ビジネスパーソンが求める記事に加え、会員限定のイベントや会員同士の交流会などの体験型コンテンツも網羅して提供しています。

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

現代奴隷の目撃写真
この2年あまり写真家のリサ・クリスティンは世界中を旅して、我慢できないほど過酷な現代の奴隷の現実を記録してきました。彼女はガーナの鉱夫やネパールでレンガを運び出す人々等、心に残る写真を紹介しながら、世界中で奴隷扱いされる2千7百万人に上る人々の窮状を訴えます。[new]