マクラーレンが超未来型F1カーのコンセプトを発表

2015.12.17 12:30
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F1カーってボディを見るだけでもゾクゾクしちゃいます。

速く走るために極限まで追求されたF1カーは、その時代の技術力を反映してるといっても過言ではありません。ただここ数年のF1カーは、ルール上の制約があったにせよ、フロントやリアのウィング大きくなったり小さくなったりするくらいでほとんど大差がない状態でした。そこにマクラーレンは、いまの技術の粋を集めたコンセプトカー「MP4-X」を発表しました。

物議が起こること間違いなしの芸術品になっております。見た目の素晴らしさはとうぜんのことながら、コックピットがクローズであることによってドライバーへの空気抵抗や事故の危険性も減り、ヘッドアップディスプレイで必要な情報を映し出すことができます。

他にも太陽光発電のパネルが付いたり、むき出しだったタイヤをカウルで覆うことでタイヤのマネージメントがしやすくなったり、スポンサーはデジタル表示だったりと、SFの世界に存在するようなコンセプトカーになっております。



しかし、一番の凄いところは、頭で思い描いてコントロールするところです。ALSなどの神経疾患における生活向上を支援するシステムを用いて、ドライバーの脳内の電気信号を読み取り、ステアリングの操作や加減速が可能にする構想。そうなると、これからは精神的にも強い操縦者が必要になり、そもそも運転技術がなくても勝てるようになるかもしれませんね。

アイディア満載でいま実現可能な部分はそんなに多くないかもしれませんが、是非完成してもらって生で見れる日がくることを心待ちにしてます。

けれどもこんなハイテクマシーンになってしまったら、スリルにあふれた攻防戦がまったくなくなり、おとなしいスポーツになってしまわないか少し心配にもなりますね。


source: マクラーレン・ホンダ via Gizmag

(okeyuhi)

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