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化血研に厚労省が行政指導 品質や安全性確保求める
12月15日 4時47分

熊本市にある製薬会社「化血研」が長年にわたって国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し組織的な隠蔽を図っていた問題で、厚生労働省は化血研に対し製品の品質や安全性を確保するよう求める行政指導を行いました。
熊本市にある製薬会社「化血研」、「化学及血清療法研究所」はおよそ40年にわたって国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、不正を隠すために製造記録を偽造するなど組織的な隠蔽を図っていたことが明らかになっています。不正が発覚したことし5月以降、化血研は一部の製品の出荷を自粛していますが、血液製剤やワクチンを製造・販売する国内の会社は限られているため、地域によっては供給に時間がかかるなどの影響が出ています。
事態を重く見た厚生労働省は14日、化血研に対し製品の品質や安全性を確保するよう求める行政指導を行いました。また、近く専門家による会議を立ち上げ血液製剤とワクチンの安全性の確保や安定的な供給を進めるため業界の生産体制の見直しなどについて検討することにしています。

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