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オウム菊地元信者の無罪判決 検察が上告
12月9日 14時58分

オウム菊地元信者の無罪判決 検察が上告
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オウム真理教による東京都庁の郵便物爆破事件で殺人未遂のほう助の罪に問われた菊地直子元信者の裁判で、1審の有罪判決を2審が取り消して無罪を言い渡したことについて、東京高等検察庁は9日、判決を不服として最高裁判所に上告しました。
17年にわたって逃亡していた菊地元信者は、平成7年に東京都庁で郵便物が爆発し職員が大けがをした事件で、爆薬の原料の薬品を教団の元幹部らのもとに運んだとして殺人未遂のほう助の罪に問われ、1審の裁判員裁判で懲役5年の判決を言い渡されました。
しかし、2審の東京高等裁判所は先月27日、1審で有罪の根拠となった教団の元幹部、井上嘉浩死刑囚の「本人に爆薬を見せた」という証言について信用できないなどとして、1審の判決を取り消し無罪を言い渡しました。
東京高等検察庁は9日、この2審判決を不服として最高裁判所に上告しました。菊地元信者のほかに特別手配されていたオウム真理教の元信者のうち、高橋克也被告は1審で無期懲役の判決を言い渡され控訴しているほか、平田信被告は1審と2審で懲役9年の判決を言い渡され上告しています。

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